2017/09/10 16:00

昭和の才人・永六輔の最後を看取った長女による“自宅介護録”、死の前日の奇跡とは

永千絵さん 撮影/廣瀬靖士
永千絵さん 撮影/廣瀬靖士

お父さんの名前は六輔ではなく孝雄

 テレビの創成期から活躍し、あらゆるメディアを通してお茶の間に夢、笑い、愛、明るさをもたらした昭和の才人、永六輔氏。2016年の彼の死は、ひとつの時代が終わったことを象徴するものでした。そして本書『父「永六輔」を看取る』(宝島社)を手に取った人は、少なからずかつての華やかな交遊録、楽しいエピソードなどを期待しながら、ページをめくるのではないでしょうか?

 しかし、“はじめに”の部分を読むだけで、それは誤解だと気づきます。

「タイトルの名前部分に、カギカッコが入っているじゃないですか、これ、無理やり入れてもらったんです。この本は永六輔の話じゃなくて、本名・永孝雄の話ですから。私の父は確かに“六輔”という名前を持っていましたが、私にとっては“孝雄”でしかなかったと、改めて確認するために書いたんです

 そう微笑みながら語るのは、永六輔氏の長女で、映画エッセイストとして活躍する永千絵さん。千絵さんは自分の父親が有名人であることに、ずっと違和感を持っていたそう。

今日の運勢

おひつじ座

全体運

五感を生かした実用的な趣味が楽しい日。料理やアクセサリー作...もっと見る >