2017/09/29 19:00

『奥田民生になりたいボーイ』の原作者・渋谷直角のコラムが “平和” な件

イラスト/渋谷直角
イラスト/渋谷直角

つもり

 漫画家の堀道広さんからハガキが届いて、そこには「あけましておめでとうございます」の文字と、Amazonの箱に入った馬が大汗をかいているイラストが描かれていた。裏には、「年賀状のつもりです」と直筆で。

 もう3月である。

 その時空感に一瞬焦ったが、僕はこの「つもりです」という言葉に、非常に感銘を受けてしまった。「つもり」って、なんてすばらしい言葉だろう、と。いろいろなものが許される、前向きになれる、超ポジティブなワードに思えたのだ。たとえばこれだ。

「〆切に、間に合ったつもりです」

 ヤバイ。なんだ、この正当化されたかのような堂々とした響きは。現にこのコラムの原稿も〆切をだいぶ過ぎているが、「間に合ったつもりです」と言うと、なんだか勇気が出てくる。むしろ編集者に、「何が問題なんだ?」と逆ギレしたくなる(大迷惑)。

 ただ、この「つもり」はあくまで事後。何かをしたあとで使うのが好ましいと思う。未来に向けて使う「つもり」はあまり良くない。「買ったつもり貯金」とか、「ステーキ食べたつもり」とか、ストレスが溜まるだけで楽しくない。

今日の運勢

おひつじ座

全体運

元気いっぱい。行動的になればなるほど、ツキがまわってくるの...もっと見る >

おすすめキャンペーン