2017/10/13 16:24

三つの山口組、三つの民進党、三つのSMAP なぜ分裂劇は起こるのか

『三つの山口組 「見えない抗争」のメカニズム』藤原良・著。現代最新型の組織論でもある
『三つの山口組 「見えない抗争」のメカニズム』藤原良・著。現代最新型の組織論でもある

縮小することはあっても拡大しないパイの中で、マジョリティやメインストリームであるはずの中央集権型組織が、その下部、リアルな現場で展開されてるスピード感やメディアの変容(もはや多様化という次元は過ぎている)に対応できず(またはあえて対応せず)、それを機に意思を一にする内部の小集団が反転の狼煙を上げるという構造が昨今、よく見られる。

ここ数年の日本においてその典型的な構造を見せているのが山口組の分裂劇である。旧体制に反発した神戸山口組の面々は、司忍・六代目山口組組長を公然と批判し、袂を別った(その背景にももちろん暴対法、暴排条例にともなう「パイの縮小」がある)。

その神戸山口組からは、さらに別の組織が派生した。“任侠道”と“社会秩序の維持”を掲げる若手ヤクザの集団が立ち上げた任侠山口組である。分裂からのさらなる分裂。旧態然とした六代目山口組を批判した神戸山口組をさらに否定、つまり最近某都知事に乱用された古い言葉で言えばアウフヘーベン(止揚)した格好だ。そこでは誰が敵で誰が味方か、当事者すら必ずしも把握できてない(その『アウトレイジ』さながらの実態は『三つの山口組』藤原良、太田出版に詳しい。司法すらも誰を捕まえればいいのかがわからないのが現状なのだ)。

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