2018/02/25 17:12

映画「グレイテスト・ショーマン」単なる成功物語では物足りない

保科省吾[コラムニスト]

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上映中の映画『グレイテスト・ショーマン』(The Greatest Showman:マイケル・グレイシー監督)は、サーカスの原型をつくったことで有名な実在の興行師・フィニアス・テイラー・バーナム(Phineas Taylor Barnum:1810〜1891)の生涯に想を得たフィクションである。

まず、ミュージカル俳優の層の厚さに度肝を抜かれる。楽曲も映画館を出てから、つい口ずさんでしまうほどすばらしい。映画としての完成度は高い。しかしながら、それでも少し物足りない点もある。それはストーリーがご都合主義である、ということだ。

貧乏な仕立屋の息子バーナム少年は、身分違いの大金持ちの令嬢チャリティと知り合い、恋に落ちる。二人は親の反対を押し切って結婚。ニューヨークで貧しい暮らしを始める。

そして、バーナム(ヒュー・ジャックマン)が大金を稼ぐために目に付けたのは、フリークス(freaks)を見世物にするサーカスだった。小人症の男、大男、髭の濃い女、結合双生児の兄弟など、世間から隠れるようにして生きていた様々な人を集めたショーは大評判を呼んだ。

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