2018/12/06 18:30

マイホームを購入した43歳男性、無計画な支出で月11万の赤字

マイホームを購入した43歳男性、無計画な支出で月11万の赤字
マイホームを購入した43歳男性、無計画な支出で月11万の赤字

読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回はマネーフォワードから生まれたお金の相談窓口『mirai talk』のFPがお答えします。


先日住宅を購入し、これから住宅ローンの返済が始まるので、貯蓄をしっかりできる家計にしたいです。今まで家計簿はつけたことがなく、教育費や食費がかかるようになってからお金が全然貯まりません。まずは、毎月の家計を黒字にして、住宅ローンの繰上げ返済を積極的にできるようにしていきたいです。また、資産運用もこれから始めていきたいと思っており、つみたてNISAの開設を予定しています。商品選びや資産運用の考え方についてアドバイスをいただけますか。よろしくお願いします。

〈相談者プロフィール〉
・男性、43歳、既婚(妻:38歳、専業主婦)、子供2人(9歳・6歳)
・職業:会社員
・手取り世帯月収:45万円
・手取り年間ボーナス:120万円
・預貯金:400万円
・有価証券(持ち株会):100万円
・確定拠出年金(DC):150万円

【支出の内訳(55.8万円)】
・住居費:14万円(住宅ローン残期間34年、固定1.3%)
・保険:3万円
・教養費:5万円
・通信費:1.3万円(スマホ3台・自宅回線)
・食費:13万円(週末は外食)
・水道光熱費:2.5万円
・日用品:2.5万円
・趣味・娯楽:3.5万円(レジャー費、ゴルフ代など)
・衣服・美容:6万円(夫婦・子供の服、化粧品など)
・健康・医療:1万円
・交通費:1万円 
・交際費:2万円(友人とのランチ、夫の飲み会など)
・不明:1万円

FP: ご相談ありがとうございます。mirai talkファイナンシャルプランナーの秋山です。貯蓄をしっかり作ることができるようになりたいということですが、現状ではかなり赤字額が大きいようです。

支出の仕方を変え、黒字化しないと、この先の繰り上げ返済は厳しいですね。どう改善していくことができるか、家計状況から探ってみましょう。

月11万近くの赤字、黒字化は簡単ではない

ご相談者さんの家計を見ると、全体的に支出が膨らみがちな「メタボ家計」である印象を受けます。

住宅を購入したり、お子さんに教育費がかかるようになると、支出の仕方が変わってくるので、家計を把握しきれない部分も多くなってきます。まずは、毎月何にいくら使って暮らしているのか、費目ごとにしっかり把握をしていきましょう。

家計表を見てみると、食費、日用品、衣服・美容費などが多いように感じます。趣味・娯楽費のかけ方も注意した方がよいかもしれません。支出を記録して、支出額が毎月多いのであれば、削減する努力をしましょう。

現在の収入が45万円ほどあるのに、支出が56万円ほどと、毎月11万円近い赤字状態です。ここから一気に黒字化することは簡単ではありません。抑えられる支出は徹底的に抑えるという強い気持ちで臨まないと、改善はありません。がんばりましょう。

住宅購入は「気」を大きくさせる

住宅を購入した人によく起こりがちなのは、家に見合う家具の購入、家に見合う暮らし方をするために、必要以上にお金をかけてしまうこと。見栄を張ってしまいがちになります。

食費が増える、被服費が増えるなどは、そういった気持ちから起こっている可能性も否めません。住居が素敵になっても、自分たちは自分たち。身の丈に合った暮らし方を心がけなくてはいけません。

また、現状では毎月の赤字をボーナスで埋め合わせしているのかもしれませんが、もし、毎月の支出が削減でき、ボーナスが残るようになっても、それで家具を買おうとか、お金を使うことは考えない方がよいでしょう。できるだけ貯金をするようにして、まずはお金を貯めるということを習慣化しましょう。

資産運用は時期尚早

このような毎月赤字の状況で、つみたてNISAを始めることはおすすめできません。いつでもやめることはできますが、やり始めで解約する必要が出てしまったときに、損失が出てしまう可能性が高くなります。

それよりも、毎月積み立てるお金をどう捻出するか、というところが問題です。現状では、さらに赤字を加速させ、ボーナスだけでは補填できなくなり、貯蓄を切り崩して暮らしていくという状況に、比較的早期に陥ってしまうように思います。それでは資産運用をしていても意味がないと思いますので、まずは月々の赤字を改善しましょう。

つみたてNISAに使える金額をしっかりと確保できるようになってから、始めることを検討してみてください。

順序立てて取り組み、強い家計を作る

住宅購入は人生の一大イベント。張り切ってしまう気持ちも、家に合わせてちょっといい暮らし方をしたくなる気持ちもよくわかります。

あれもこれも必要な気がして、何から取り組んだらよいかが分からなくなりそうですが、気持ちは早めに切り替え、現実を見つめた上で、将来に向かって検討していく方がよいでしょう。

赤字があるなら、まずは赤字の改善。貯蓄がなくなってしまったら、貯蓄の回復に向けて動く。それができてから、資産運用を考えます。一度にすべてをやることは不可能です。一つずつ確実に取り組んで、準備が整ってから資産運用を始めるようにした方が安心です。

mirai talkはマネーフォワードから生まれた公平で安心できるお金の相談窓口です。新宿駅から徒歩約5分。本気で家計を変えたい人のための「貯まる家計養成プログラム」を提供しています。

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