2019/01/21 18:00

都内で暮らす40代独身女性の平均年収や貯蓄額、生活費はいくら?

都内で暮らす40代独身女性の平均年収や貯蓄額、生活費はいくら?
都内で暮らす40代独身女性の平均年収や貯蓄額、生活費はいくら?

日本FP協会調べ「年代別比較 くらしとお金に関する調査2018」によれば、現在の暮らしに不満を抱く年齢層は40代で52.5%が不満と最も多くなっています。仕事やプライベートが充実しているようにみえますが、実はいろいろな悩みを抱えている世代でもあります。

40代は、今のままでいいのか、今後どうするべきか、老後の不安が徐々に現実的になってくる頃。そんな時期を、多くの人はどのように乗り越えているのでしょうか。

今回は、東京都内で暮らす40代独身女性の年収、貯蓄、生活費の平均について見ていきます。そして、悩みを抱えつつも、しっかり暮らす女性の姿を追ってみたいと思います。


東京都の40代女性の年収は、約387~396万円

女性の年齢別平均年収を見てみると、企業の規模でも違いがあることがわかります。厚生労働省の、「2017年賃金構造基本統計調査」によれば、40~44歳までの平均月収は26万2400円。45~49歳では、26万8200円です。

注目しておきたいのは、40代の賃金は30代から大きく増えてはいないこと。そして50代もあまり増えていません。一概にはいえませんが、今後の暮らしを考えるうえで参考にしておきたいですね。

さて、同調査によれば、東京都の賃金は全国平均の約1.23倍。若干高めになっています。賃金の高い上位5都府県を挙げてみました。

東京都の40~44歳女性の平均年収は、全国平均の1.23倍とすると、約387万3000円。45~49歳では、約395万8600円です。月の手取りだと25、26万円の計算ですから、家賃や食費、水道光熱費などの生活費を払いつつ貯金となると、決して楽ではない暮らしがみえてきます。

独身40代の平均貯蓄額は936万円。だが貯蓄ゼロは45.9%

では、独身40代はどのくらいの貯蓄をしているのでしょうか。金融広報中央委員会の「家計の金融行動に関する世論調査(単身世帯調査)2017年」によれば、936万円。ただしこの金額は、貯蓄ゼロの人から1000万円以上の貯蓄がある人までを含めたデータの平均であることに注意しなくてはなりません。

実は、貯蓄がまったくない独身40代は全体の45.9%も占めており、その一方、1000万円以上の貯蓄をしている独身40代は21.3%。平均の貯蓄金額がある人は5.5%しかいないので、決して実態を表しているとは言えない数字です。平均値では、少数の高額資産保有者によって、大きく引き上げられるので、実態を知るには、単純に合計を人数で割った平均値よりも、中央値を見ることが適切です。

中央値とは、数値の小さい人から大きな人まで並べた時、真ん中の人の値のこと。独身40代の、金融資産を持っている人の平均貯蓄額は1747万円、中央値は700万円。つまり、独身40代の54.1%は貯蓄をしており、金融資産は700万円ほどの人が多いのですが、その一方で貯蓄ゼロの人が45.9%もいる、という二極分化の状況になっているのがわかります。

前出の日本FP協会の行った、「年代別比較 くらしとお金に関する調査2018」によれば、40代女性の不安のトップは「老後の生活設計」で72.5%(複数回答)。そして、老後の資産形成のために有効だと思う制度は、公的年金との回答が32.0%ですが、私的年金との回答も34.0%、自分で準備をしなくてはと考えている人が多数です。

個人の資産形成制度には、iDeCo、NISA、つみたてNISAなどがありますが、iDeCoが12.0%、NISAが10.0%、つみたてNISAが10.0%と、新しい制度にも関心があることがわかります。貯蓄をする人は、マネーに関する情報にも敏感なようです。

独身40代女性の1カ月の支出額は平均18万4029円

では、続いて1カ月の支出の平均をデータから見てみましょう。総務省の「2014年全国消費実態調査」によると、40代女性単身者の1カ月の平均支出は18万4029円です。

そのうち、東京等の首都圏では家賃が大きなウエイトをしめます。公益財団法人不動産流通推進センターがまとめた「2018不動産統計表」によれば、東京の賃貸マンションの家賃相場は上昇傾向にあり、2017年9月の調査では、ワンルームの家賃平均は7万2077円(6万2011円~8万2143円)、1LDK~2LDKの家賃平均は10万8071円(9万1783円~12万4360円)となっています。

月の手取りが26万円で、ワンルームマンションの家賃が7万2000円なら、4分の1を少々超えるくらいなので、無理なく支出できる範囲と言えるでしょう。1カ月の消費支出の割合は、両調査をもとにして考えてみると、次のようになります。

計算の通りであれば、毎月7万6000円の黒字。すべて貯蓄にするなら年間で91万2000円になります。

貯蓄分からは、毎月の家計支出ではまかないきれない支出に使います。たとえば、エアコンや冷蔵庫などの大型家電などの購入資金や、旅行、資格試験のための勉強代、冠婚葬祭など。このような短・中期の期間を見据えた支出の他に、長期の時間軸で考えて、老後のための貯蓄をしておく必要もあります。

将来への備えは「お金」「健康」「人脈」の3つ

「年代別比較 くらしとお金に関する調査2018」によると、人生100年時代を迎えるにあたって40代が不安を感じることは、

1.老後の生活設計(72.5%)
2.自身の健康(54.0%)
3.住まいにかかる費用、住まいのありかた(49.5%)
4.年金(43.5%)
5.親などの介護(41.5%)
6.家族の健康(41.0%)

となっています(複数回答)。

大きく分けると「老後の生活設計」、「住まい」、「健康」の3つが大きな心配のもとになっています。どれもお金の問題に直結し、老後の人生もいきいきと過ごすためには、資金が底をつくまでの資金寿命を延ばすことも大切です。

資金寿命を延ばすために、40代は何をすればよいと考えているのでしょうか。

資金寿命を延ばすためには、副業などで収入を増やしたり、健康に気をつけて医療費の支出を抑えたりすることも効果的ですが、40代が考える方法は、

1.現役で働く期間を延ばす(49.0%)
2.生活費の節約を心がける(35.0%)
3.若いうちから少しずつ資産形成に取り組む(31.0%)

などが必要との回答でした(複数回答)。

将来の老後のために、できるだけお金の準備をしておくのも重要ですが、お金を稼ぐために健康であることはとても大切です。しっかり働きつつ、医療費を抑えられるよう、健康には充分注意しておきたいですね。

また、何か困ったことが起きた時に、頼れる人脈を作っておきましょう。たとえば病気やケガで入院することになったら、入院手続きには保証人が必要です。手術をする時にはたいてい家族が待機するように病院側から求められますが、独身で親が高齢、兄弟にも頼めない、となると誰か信頼できる人に頼まなくてはなりません。お互いに頼れる間柄の人がいれば、いざという時に心強い存在です。

40代では、現在の暮らしに不満な人が52.5%と半数以上。これは、このままではいけないという気持ちのあらわれかもしれません。将来を見据えた生活設計を立てて、お金、健康、人脈の準備を早めに始められるように考えたいですね。

都内で暮らす30代独身女性の平均年収や貯蓄額、生活費はいくら?

(タケイ啓子)

今日の運勢

おひつじ座

全体運

やる気と根性がある日。何事も逃げずに、正面から立ち向かうと...もっと見る >