2019/01/29 18:30

28歳主婦「自転車操業の家計、なんとかして抜け出したい」

28歳主婦「自転車操業の家計、なんとかして抜け出したい」
28歳主婦「自転車操業の家計、なんとかして抜け出したい」

読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回は三澤恭子氏がお答えします。


毎月貯金した分だけ赤字になり、自転車操業が続いています。どうにか抜け出したいのですが、無理に節約しようとするとストレスでイライラしてしまいます。夫から毎月生活費をもらいますが、やりくりがうまくできずに足りなくなるので、土日の早朝のみパートに出ています。夫は年収650万円ほどで、夫自身の貯金はまったくありません。年2回のボーナスは、前妻の子の養育費、プレゼント費、年払いの車の税金・保険料・車検代にほとんど消えてしまいます。家賃、光熱費は夫が、スマホ代はそれぞれが支払っています。

〈相談者プロフィール〉
・女性、28歳、既婚(夫:42歳、会社員)、子供2人(4歳・2歳)
・職業:パート
・居住形態:賃貸
・手取り収入:18万円
16万円(夫から渡される生活費)+2万円(妻のパート代)
・毎月の支出目安:18万円
・貯金:300万円
・負債(奨学金など):78万円

【支出(22.4万円)の内訳】
・食費:5万円
・衣服・美容費:0.5万円
・医療費:0.4万円
・教育費:5万円(幼稚園代含む)
・車両費:1.2万円(ガソリン含む)
・通信費:1万円(妻のスマホ代)
・日用雑貨費:1万円
・その他:0.8円
・小遣い(妻):1.5万円
・奨学金返済:1.3万円
・保険料:0.5万円(夫:医療保険)
・貯金:4.2万円
※赤字になった貯金分を来月の生活費から補填

三澤: ご相談ありがとうございます。ファイナンシャルプランナーの三澤恭子です。元気に走り回るお子さんを追いかけ、家事に子育てに奮闘している相談者様の姿が浮かんできます。毎日毎日、がんばっていらっしゃいますね。

さて、家計のやりくりが上手くいかずストレスが溜まってしまうとのこと。問題点をみていきましょう。

貯蓄の前に夫婦の足並みをそろえて

「先取り貯蓄」をする思考をお持ちの相談者様はお金が貯まるタイプの方です。しかし、現在の手取り収入から4.2万円の貯蓄をするのは無理がありますね。自転車操業から抜け出したい気持ちはあるものの節約はイヤ。そうなると、貯蓄分の手取り収入を増やすか、今は無理せず貯蓄をしないという結論になってしまいます。

ご相談内容を拝見するに、「夫は家計のことを考えてくれない」ともとれます。ご主人は前妻の子の養育費を払い、プレゼントもする真面目で優しい方のようですが、貯蓄についてはどのように考えているのでしょうか。相談者様のお子さんも大きくなるにつれ、お金がかかっていきます。これからどのような人生を歩んでいきたいのか、一度ご夫婦でゆっくりと話し合ってみてください。その上で、何のためにいくら貯めるのか「目的」と「目標」を決めてみてはどうでしょう。
 
例えば、「10年で500万円を貯める」というゴールを決めたとします。目的は子供に留学したいと言われた時にその夢を叶えてあげるため。そのためには、4.2万円の貯蓄をすることが目標となるわけです。ご夫婦で目的を共有してから貯蓄をスタートしても遅くはありませんよ。

家計収支を整理してモチベーションを上げる

まず、ご主人の収支を整理しましょう。年収650万円(うちボーナスは給料の4ヵ月分と仮定)の8割、520万円を手取りとすると、1ヵ月あたりの手取り収入は32.5万円となります。ここから妻に生活費として16万円を渡し、残りはご主人が管理、家賃等やスマホ代を支払った残りは何に使っているのでしょう。

また、ボーナスからのプレゼント費もいくら使っているのか知りたいところです。今、必要な支出かどうか、ご夫婦で確認し合い家計全体でいくら貯蓄にまわせるのか大枠をつかみましょう。ご主人のお金の使い道が家族の喜びになると実感できれば、相談者様のモチベーションも上がり、ストレスなく節約に励めるのではないでしょうか。

まずは黒字化!現状の1割カットで予算を組む

いよいよ生活費の見直しです。まずは黒字化することを目標に、次の3つに取り組んでみましょう。

1.現状把握から予算立て

通信費、奨学金返済、保険料を除く生活費を1割カットする予算立てからはじめます。

保険料については、保障内容を見直し、ご主人の死亡保険やがん保険の追加を検討します。貯めることも大切ですが、お子さんが小さく貯蓄も少ないうちは「家族を守る」ための備えも必要です。通信費のスマホ代は夫婦別々に支払うのではなく、家族割りや格安SIMに乗り換え料金を抑えましょう。食費の管理は必要なものだけ食材宅配を利用するのも良いでしょう。

2.やりくり結果のふり返りから予算修正へ

やりくりをしてみると、約1.2万円を貯蓄にまわせそうです。上手くいかなかった費目はどのような使い方をしたのか家計簿アプリなどを利用して記録をふり返ってみましょう。行動をる変えると支出も抑えられ、家計改善につながりますよ。

また、予算の見直しはご夫婦で話し合い、保険料は年払いするもよし、奨学金は貯金から一括返済するもよし。予算を修正してから2ヵ月目をスタートさせます。しばらくは予算、実行、見直しを繰返し、貯蓄にまわせるお金を少しでも多く捻出できるようがんばりましょう。

3.視野を広げてみる

下のお子さんが幼稚園に入ったタイミングでパートの時間を増やしてみてはいかがでしょう。ちょっぴり子育てから解放され、自分の時間も持て、視野も広がり情報も入りやすくなります。家族の夢の実現に向け、楽しみながら家計管理をしてみてください。

(三澤恭子)



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