2019/02/10 18:30

38歳主婦「ミニマリストに共感!家計の断捨離がしたい」

38歳主婦「ミニマリストに共感!家計の断捨離がしたい」
38歳主婦「ミニマリストに共感!家計の断捨離がしたい」

読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回は横山光昭氏がお答えします。


毎月の収支はぎりぎりですが、年間の収支は黒字です。借金もないので、家計は問題はないと思っていました。ですが最近、断捨離やミニマリストの考え方を知り、非常に共感できました。シンプルな暮らし方だけではなく、節約、貯金をするという考えもあり、私もそうなりたいと思いました。そして改めて振り返ると、貯蓄は住宅ローンの頭金や引っ越しに使ってしまい、ほとんどありません。子供はもう少しで小学校卒業ですが、あっという間に高校受験、大学受験と進んでいくと思うと、貯蓄を増やさなくてはいけないと考えるようになりました。断捨離やミニマリストの方の考え方を生かして貯蓄を増やしたいのですが、今まで問題に感じていなかったので、何からどのように手を付けたらよいのか、さっぱりわかりません。まずは家計の断捨離できる部分を知りたいと思っています。

〈相談者プロフィール〉
・女性、38歳、既婚(夫:36歳・会社員)、子供(小6)
・職業:パート
・手取り世帯月収:37.2万円
 夫:29.9万円
 妻:7.3万円 
・手取り年間ボーナス:夫90万円
・貯蓄:50万円

【支出の内訳(37.2万円)】
・住宅ローン:8.3万円(管理費、駐車場代含む)
・食費:8.5万円
・水道光熱費:1.8万円
・通信費:2.7万円(スマホ3台、ネット回線)
・生命保険料:2.3万円
・日用品代:1.7万円
・教育費:3.9万円
・交通費:0.9万円
・被服費:1.2万円
・娯楽費:1.5万円
・小遣い(夫のみ):3万円
・その他:1.4万円

横山: ご相談ありがとうございます。家計状況をざっと見たところ、断捨離できる部分はたくさんありそうですよ。それが何かを決めるのは、ご相談者さんとご家族の価値観によります。まずはご家族と話し合って、断捨離する支出を決めるのがよいと思いますが、どういうところからどう始めるか、ヒントになりそうなことを一緒に考えていきましょう。

ミニマリストの考え方に沿って支出を分ける

断捨離やミニマリストの考え方を知って、どう思いましたか? 単に捨てるという発想だけではなく、自分の身の回りを「必要である」「快適にできる」ものだけにして、選別していくことが大切だという考え方ではないかと思います。ですから、家計に取り入れるとなると、「必要な支出」「必ずしも必要ではないけれど、快適に過ごすための支出」「欲しいだけの支出」「不要な支出」など役割別に支出を分けるということになります。

もし、家計簿をつけているようでしたら、過去の記録をもとに、ご家族で「いる」「いらない」を話し合うとよいと思います。そして、そう思う理由も話し合ってみてください。はじめはピンとこないかもしれませんが、回を重ねていくと家族の判断の仕方もわかってくるので、ご一家としてこの支出は「いる」「いらない」の判断基準が自然とできると思います。これが、価値観です。

一度できた価値観のベースは、時間がたっても大きく変わりません。もちろん、ライフステージにより変化する部分はあると思いますが、それは必要なものが変わったということになるでしょう。

実際に断捨離を家計に取り入れるには?

買うときは必要だと思っていることが多いので、振り返りを始めても、当初はいらない支出がどれなのかわからないかもしれませんね。見直すコツは、食費であれば購入した食材を腐らせたり捨てたりしないで食べきっているか。外食、中食ばかりで支出がかさんでいないかどうか、というところから振り返ってみましょう。

水道光熱費は、つけっぱなし、流しっぱなしはしていないか。していないのに下がらないのなら、節水シャワーヘッドやLED電球など、自然に使用料を下げられるものを使ってみるなどの工夫も検討してよいと思います。

通信費については、支払っている金額が使用の仕方と見合っているかどうかを中心に考えるとよいでしょう。もし、仕事で通話の品質が重要だとか、カケホーダイが使えないと通信費が高額になるという場合は、今が最適なのでしょう。逆に、普段は通話もしないし、メールやLINE、そのほかSNSができ、インターネット検索ができればいいという場合は、高い通信費には見合わない利用の仕方と言えますから、格安スマホに変えるなどしてもよいでしょう。

その他も同じように考えていくと、行きたくないのに行っている習い事は意味があるのかとか、毎月洋服を買うのは買いすぎかもとか、シャンプーの使い過ぎはストックの置き過ぎによるものなのかもとか、いろいろなことに気が付けると思います。そこに着手していくのです。

ふるさと納税を活用して生活費を抑える

返礼品の金額が下がったなどと話題になっている「ふるさと納税」という寄付制度ですが、実はこれも家計の支出削減に役立ちます。

今年ふるさと納税をした総額から2000円を引いた金額が、翌年の住民性から引かれるという、住民税の先払いのような仕組みです。払った総額から引いた2000円は自身で支払うことになりますが、返礼品がもらえるので、その分お得になります。ふるさと納税ができる金額には収入により上限があるので注意が必要です。

例えば、ふるさと納税の上限が30000円だとしたら、返礼品はその三分の一の約1万円相当分もらえます。それが2000円の自己負担で可能だということなのです。高級な食材やお酒などもありますが、お米や洗濯洗剤など、日常的に使うものもたくさんそろっています。毎月買うものを返礼品でもらっておくと、その分生活費を少なくすることもできます。必要なものなので、無駄にはなりませんしね。

定期配送という、1ヵ月ごとに届くような返礼品もあります。まずは収めるべき住民税を先にふるさと納税に支払うことになるので元手が必要ですが、上手に活用したいところです。

この寄付に対して、サラリーマンの場合は5自治体までの寄付なら、自治体に書類を出すだけで、確定申告いらずで住民税から差し引かれるという簡単さも、取り入れやすと思う理由の一つです。

このように、断捨離をする、不要な支出をしないにしても、考え方と工夫次第で、いろいろやりようがあります。支出の価値観を家族でそろえながら、いろいろな方法を試してみて、ご家族にとって有益な「断捨離」をしてみてください。きっと貯蓄も増えていくと思います。がんばってください。

マネーフォワードと家計再生コンサルタント横山光昭により生まれたお金の相談窓口mirai talk。本気で家計改善から投資までを行いたい人のためのお金の相談窓口です。マネーフォワードの使い方ガイドがもらえる無料セミナーも随時開催中

(横山光昭)



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