2019/02/12 18:30

34歳男性「奨学金250万、一括返済するか迷っています」

34歳男性「奨学金250万、一括返済するか迷っています」
34歳男性「奨学金250万、一括返済するか迷っています」

読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回はマネーフォワードから生まれたお金の相談窓口『mirai talk』のFPがお答えします。


2人目の子どもも保育園に入り、妻が復職しました。現在はなんとなく別財布です。私には奨学金の返済があり、そのため独身時代には貯蓄が全然できませんでした。そのことを知っている妻からの提案で、奨学金の残り250万円を繰り上げ返済するかしないかで迷っています。また、夫婦間でのお金の使い方などに、ルールも予算もないため、今後子どもたちのためにも家族の財産として残していくお金をうまく作って、きちんと管理していきたいのでアドバイスをお願いします。 

〈相談者プロフィール〉
・男性、34歳、既婚(妻:37歳、会社員/時短勤務)、子ども2人(6歳、2歳)
・職業:会社員
・手取り世帯月収:50万円
・手取り世帯年間ボーナス:190万円

【資産状況】
・預貯金:340万円(夫30万円、妻 310万円)
・有価証券:20万円(株主優待目的)
・奨学金残債:250万円(有利子)
・自動車ローン残債:120万円
・住宅ローン残債:4100万円

【支出の内訳(53.65万円)】
・住居費:8.8万円(持ち家)
・保険:3.9万円(医療保険、自動車保険など)
・教養・教育費:7.6万円(保育園代含む)
・通信費:2.6万円(携帯2台、Wi-Fi)
・自動車:2.6万円
(自動車ローン月1.75万円、ガソリンなど)
・食費:7万円(外食費含む)
・水道光熱費:3.3万円
・日用品:2.2万円(おむつ代含む)
・趣味・娯楽:0.25万円
・衣服・美容:3.8万円(美容院、化粧品など)
・健康・医療:1.3万円
・交通費:0.9万円 
・お小遣い:夫3.5万円、妻1.5万円
・奨学金:2.4万円
・不明金:2万円

FP: ご質問ありがとうございます。miraitalkファイナンシャルプランナーの福田です。奨学金の繰り上げ返済をお考えのようですが、現状の貯蓄からと考えると、奥様の蓄えの中からということになりそうですね。夫婦間でトラブルにならないよう、よく話し合って決めていきたいものです。

「少しくらいいいか」が支出を膨らませる

奥様が復職され、ご家庭の手取り月収は50万円ほどのようです。この中から奨学金の返済をされていますが、赤字の原因はどうやらこの“奨学金の返済”だけとは言えないようです。奥様の復職で生活スタイルがかわってしまったことが原因かもしれませんし、保育料の負担が大きくなったことが原因かもしれませんが、支出が全体的に多めであるといえます。つまり、いわゆるメタボ家計ということです。

仕事と家庭、子育てを両立することが大変で、「少しくらいいいか」という気持ちが支出を膨らませてしまっている可能性がありそうです。今はご夫婦別々の財布で暮らしているということですが、できるだけ早めに話し合い、家計を一つに合わせるやりくりについて検討してみましょう。

食費、日用品、被服・美容費、通信費などは、結構支出を下げられそうですし、見直す価値がありそうです。そのほかも見直し、各費目1000~2000円など下げられると、家計のやりくりは楽になるでしょう。ご夫婦で意見や考え方がそろうと、それらの削減もやりやすくなりますので、ぜひ話をしてみてください。

一括返済するなら、奨学金が先か、自動車ローンが先か

家計の支出削減策のひとつとして、やはり奨学金の一括返済などが話題に上ると思いますが、少々待ってください。家庭の支出の中には、もうひとつ、早めに返済したいローンがあります。自動車ローンです。そのローンとの金利の比較をしてみましょう。

自動車ローンの利息は、ディーラーで組んでいたら利息は5%ほどはつくでしょうし、銀行だったら3%前後でしょう。業者により異なるのではっきりとは言えませんが、概ねこの程度だと思います。

対して奨学金の利息は0.1~1%ほど。利息を払うのがもったいないと考えると、明らかに自動車ローンの方を先に返したほうがよいです。月の支払額だけを見ると、奨学金のほうが支払い期間も長いですし、早くなくしてしまいたいという気持ちもわかりますが、やはり利息を多く払っている方を優先していくべきです。

いったん自動車ローンの返済を早めにして、終わったら奨学金の返済を急いでいくという方法でもよいのではないでしょうか。奨学金は一括で完済しなくとも、住宅のようにお金が貯まったら繰り上げ返済していくこともできます。

借金は早く返したいものですが、ここはどれを先に返すとお得かを考えて、賢くやっていきましょう。

支出削減で浮いたお金はきちんと貯蓄を

貯蓄の理想額はというと、まず生活を順調に回すための「使う貯蓄」として、月の生活費の1.5ヵ月分を準備し、別の口座に生活防衛資金のための「貯める貯蓄」を生活費の6ヵ月分を用意することが最低限必要だと思っています。教育費など近い将来に必要なお金は、また別に貯める必要があります。

これを考えると、現状の支出が少し削減して50万円で暮らせるとしたら、「使う、貯める」貯蓄で合計7.5ヵ月分、つまり375万円がないと生活は不安な状態といえます。もし、支出を削減して生活費が40万円で済むようになると、蓄えのスピードが増しますし、必要な蓄えは300万円で済むことになります。あとは教育費など必要資金の貯まり具合を見ながら、ローンを組んでいるものを早々に返済していけば、一番間違いのない家計のやりくりとなります。

今年は秋に幼児教育の無償化もはじまりますから、保育料の負担もずいぶん軽くなると思います。ローンの返済についてはご夫婦のご判断によるところもありますが、お子さんもいるので、生活に負担をかけず、安定した状態で返済できるよう、まずは支出の削減から取り組んでいただけたらと思います。

mirai talkはマネーフォワードから生まれた公平で安心できるお金の相談窓口です。新宿駅から徒歩約5分。本気で家計を変えたい人のための「貯まる家計養成プログラム」を提供しています。

(mirai talkのFP相談)

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