2017/09/15 14:30

30代女子 奨学金返済に追われ貯金ゼロ……これからどうする

30代女子 奨学金返済に追われ貯金ゼロ……これからどうする
30代女子 奨学金返済に追われ貯金ゼロ……これからどうする

読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナー(FP)が答えるFPの相談シリーズ。今回は読者の家計の悩みにプロのFPとして活躍する深野康彦(ふかの・やすひこ)氏がお答えします。

現在、貯金はほぼゼロです。手取り27万円+平日の昼夜食費で、今年は毎月30万円ほどいただきましたが基本的に賞与はありません。ここ数年は毎月10~15万円奨学金・借金の返済をしていました(借金は完済しています)。今年、奨学金の残り約70万円の返済が終われば、貯蓄できるようになります。でも、今まで返済のことしか考えていなかったので貯蓄のことがよくわかりません。

家賃は8万4,000円。会社まで徒歩圏内のため、住宅手当1万5,000円出ています。渋谷区で1Kなのですが結婚の予定もないので、毎月家賃を払うくらいなら中古マンションを購入した方がよいのか、賃貸のまま銀行に貯金をした方がよいのかなど、考えれば考えるほど一体なにがいいのか、よくわからなくなります。うまく貯蓄するためにはどうしたらいいでしょうか?
(30代前半 独身 女性)

深野:これまで本当に奨学金や借金の返済を頑張ってこられたようですね。また、今年中に奨学金の返済も終わるようで本当によかったです。

奨学金の返済に目途が立ち、新たなステップへ進むことについてのご質問ですが、まずは貯金をつくることから始めましょう。

返済が最優先であったことから、貯金ほぼゼロ円は仕方ありませんが、これからは貯金できる家計に変わるわけですから、今まで同様ゼロ円とはいかないのです。貯金をつくることで余裕もでき、また万一の保険代わりにもなります。

まず100万円貯めることを目指す

まずは貯金100万円を目指されてはいかがでしょうか。今まで返済に回していた金額を貯金に回せば、1年間で100万円を達成できると思われます。

ただ、今まで返済に追われて、自分自身のためにほとんどお金を使ってこなかったのであれば、返済に回していたお金を全額貯金に回す必要はありません。

せっかく返済という重荷から開放されるのですから、少しくらいはこれまで自分自身が我慢していた部分にお金を振り分けても大丈夫なはずです。しかし、節度を持って、使いすぎないことは忘れないでください。

貯金をいくら貯めれば安心、という基準はありませんが、平均並みの貯蓄額くらいはと考えるのでしたら、400万円(金融広報中央委員会、家計の金融行動に関する世論調査平成28年版の中央値)前後を目指されてはいかがでしょうか。

ややハードルは高いかも知しれませんが、これまで返済を頑張ってきたことを考慮すれば達成できない金額ではないと思います。

ふたたび借金を背負うのは……

また、「家賃を払うくらいなら中古マンションを購入した方がよいのか」と質問に書かれていますが、中古といえどもマンションを購入するためには住宅ローンを組むことになるはずです。

言葉は悪いですが、今年やっと奨学金などの返済が終わるのにも関わらず、再び新たな借金を背負うことを考えてみてください。これまできちっと返済できたからといって、今後も返済が今までのようにいくとは考えない方がよいでしょう。

中古といえども、住宅ローンを組めば1,000万円を超える金額を借入れ、また返済期間は短くとも20年近くにはなるはずです。

中古であれば返済終了前後あたりには大規模修繕などが発生し、まとまったお金が必要になるなど、この先、ずっと購入したマンションの出費に悩まされることになるのです。

また、購入したマンションに一生住み続けるのかどうかもしっかり考えてください。住まなければ貸せばいいとよく言われますが、わが国は家があり余っている状態、言い換えれば質問者が望む賃料を払ってくれる賃借人がいるとは限らないのです。

貯金額が少ないうちは、まず貯金最優先。給与天引きの積立があればそちらを優先、なければ給与振込み口座からの引き落としによる積立貯金から始めてください。ポイントは先に積立を行い、残った金額で生活することです。残ったお金を積み立てる方法では、なかなかお金が貯まらないようです。

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