2018/01/29 18:00

「投資に割く時間がない」多忙なビジネスマンの選択は?

「投資に割く時間がない」多忙なビジネスマンの選択は?
「投資に割く時間がない」多忙なビジネスマンの選択は?

読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回は深野康彦氏がお答えします。

多忙な状況でも20代からできる資産運用について教えていただきたく存じます。今年、大学院を卒業して外資系のITコンサルティングファームに就職しました。同世代と比べて月給は高いのですが、ボーナスはなく、今後の昇給や雇用の継続性については実力や事業次第とあって、早期からの資産運用の重要性を感じています。

大学院時代から実施しているネット証券での株式投資は、研究が忙しいあまり売り時を逃し、ほとんど利益をあげられていない状況です。修士論文が忙しかった時期に、株価が大幅に下がったことは今でもトラウマです。現在も業務が忙しいため、なかなか投資と向き合うことができず、投資信託など、ほかの運用方法を考えています。

ただ、大手金融機関は手数料が高すぎる一方、手数料の安いネット証券は商品が多すぎて吟味する時間がありません。投資信託以外でも時間がない人にもできる運用方法があれば教えていただきたいです。よろしくお願いいたします。私の資産状況は以下の通りです。

【資産】株式:50万円(2銘柄)
【預金】50万円
【月収】手取り:約35万円(交通費別途支給、残業代は含まない)
【年収】額面:約500万円
【支出】貯金:5万円、投資:5万円、家賃:6万円、水道光熱費:1万円弱、通信費:5,000円程度、食費、交際費:5万円(ほとんど外食)
【その他】日用品:2万円、本:3万円、家電など:1万円から5万円
※生命保険や学資ローンなどはなし
(25歳 独身 男性)

深野:ご質問ありがとうございます。

現預金の保持も意識せよ

早くから資産運用の重要性を感じられているのはすばらしいことです。

質問から察するにご質問者がおっしゃる資産運用は「投資」と考えられますが、低金利とはいえ現預金も常に一定額は確保しておくことが大切だと認識されてください。

現預金を保有していないと、投資資産をやむを得ず売却しなければならないケースが起こり得ます。そうすると、せっかくの投資に水を差してしまいかねません。

ご相談者の場合、同世代平均より収入は高いようですが、一方、雇用の継続性が担保されていないと推測されます。つまり、保険として一定の現預金を確保しておく必要がより高いのです。

投資と併用しながら現預金もバランスよく確保していくことを忘れないでください。現在は貯金と投資を半々で行われていますが、そのペースを守っていかれるとよいでしょう。

節税効果のあるiDeCoが筆頭

では、ご質問者に合った投資方法を考えてみましょう。

収入が高いので、まずは個人型確定拠出年金を利用して、節税効果を得ながら投資を行われるとよいでしょう。

確定拠出年金は老後資金を準備するための制度で、60歳まで資金を引き出すことができない点がデメリットですが、掛け金は全額所得から控除できます。

さらに、運用中の利益も非課税、将来受け取るときにも控除が利用できます。具体的には投資信託で国際分散投資を行っていくとよいでしょう。

長期的な視野で個別株投資もアリ

あるいは、配当金や株主優待など高いインカムゲインを狙える個別株への投資を考えられてはいかがでしょうか。

配当金と株主優待を合わせれば、利回りが5%超の銘柄がたくさんあります。仮に利回りが5%の銘柄へ投資したら、インカムゲインだけで元本が20年間で回収できることになるのです(配当金や株主優待が変わらないと仮定した場合であり、実際は想定どおりには運びませんが)。

20年の間に株価が大幅に上昇することも下落することもあると考えられます。上昇した時に売却をすればよい、というインカムゲインを中心とした中長期の投資スタイルであれば、それほど手間がかかるものではないため、ご質問者でも実行できると思われます。

最後に、ある程度の資産を保有することができるまでは、病気やケガに対する備えを確保しておいたほうが良いかと思います。格安の医療保険や都道府県の共済などに加入されておくとよいでしょう。

資産で賄うことができるようになれば、これらの医療保障は不要となります。あくまでも資産が構築できるまでの一時的な備えと認識されてください。ご質問者の年齢を考慮すれば、月々の保険料は数千円程度で、大きな負担とはならないはずです。

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