2017/11/08 18:00

共働き夫婦・総資産6600万円、配分の最適解が知りたい

共働き夫婦・総資産6600万円、配分の最適解が知りたい
共働き夫婦・総資産6600万円、配分の最適解が知りたい

読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回は内藤忍氏がお答えします。

資産配分の正解がわからないまま、今までは本やネットで勉強しながら自己流でやってきました。投資歴10年目となるのでリスクについては認識しています。“絶対的に正しい”というような資産配分はないかも知れませんが、現在の配分に問題がありましたら改善提案をいただけると助かります。なお、現在のところ不動産投資には興味がありません。

【現在の資産状況】
収入と支出収入:共働き(夫39歳:額面960万円、妻38歳:450万円) 支出:生活費は月35~40万円
現在の状況:夫が転勤族なため、お互い地方都市で単身赴任生活。子供はいません。一緒に暮らせば生活費はもう少し低くなるが、その場合は妻が仕事を辞めることになり、収入がマイナスになります。また仕事にはやりがいがあるため、できれば辞めたくない。今後も勤務地によって要相談としています。
退職金:転職組のため、退職金は夫婦共にないものと考えています。
金融資産:夫の預貯金は定期積立合わせて2,200万円、株式はETFを合わせて400万円、確定拠出型年金が150万円。妻の預貯金は定期合わせて850万円、株式がETFを合わせて600万円、投資信託が2,120万円、社債が100万円、金プラチナ積立が200万円。
負債:特になし。
住居:現在の家は賃貸、55歳くらいで住みたい場所が確定すれば、購入することも考えてはいるものの、いまだ検討中。実家の相続はお互い予定がありません。
保険:夫2万円/月(55歳まで支払。終身1,000万円)、ガン10年定期1,500円/月、払済保険$80,000、550万円、150万円(すべて終身)。妻4,100円/月(55歳まで支払。終身300万円)、ガン終身1,700円/月。ガン以外の医療保険は二人とも満期後に更新せず解約予定です。
(30代後半 既婚・子供なし 女性)

内藤:ご質問ありがとうございます。

現在、不動産投資は検討していないということであれば、金融資産を使った資産運用を考えていくことになるかと思います。

まずは「目標設定」から

具体的な運用方法を考える前に必要なことは、資産運用の「目標を立てること」です。

現状については十分に認識されているようですので、これからどこに向かっていくのか。目的地を明確にすることで、効率的な運用方法を選ぶことができます。

資産がどのように増えるのかという点ついては、投資である以上、正確に把握することはできません。

したがって金融資産の長期運用を続けることを前提に、現在保有している資産と、これから積み立てる資産について、どのように運用するかを想定し、いくつかのシナリオを立てることになります。

その結果をもとに、目標値に到達するための方法や可能性を検証していきましょう。

4つの視点から考えてみよう

その際、変数となるポイントは4つあります。

1:資産のどの程度の割合を投資に回すか
2:毎月の積立をいくらにするか
3:平均の運用利回りはどのくらいを想定するか
4:運用期間は何年にするか

まず、投資に回す額は大きい方が資産が増える可能性は高くなりますが、当然、リスクも高くなります。お二人とも30代で、安定したお仕事をしていることから収入面でのリスクは低いと思いますので、資産運用に関しては預貯金の比率を下げて、今よりもリスクを取ってもよいかと思います。

10年単位で分散投資を行った場合、過去の実績からみると運用はプラスになる可能性が高いでしょう。リーマンショックのような経済の大きな変動があったとしても、その影響は時間の経過によって吸収できるのです。

次に、毎月の積立金額を多くすれば、それだけ将来の資産額は大きくなります。また、運用利回りも高ければ高いほど資産金額にプラスになります。

ただし、利回りがどの程度になるかは不確かです。年平均1%、3%、5%のように、複数のシナリオを立てた上で将来の金額を予想するとよいでしょう。

そして、運用期間も長い方がベターといえます。ご質問者の方の場合、まだ30代後半ですから、老後資金を積み立てるという目標であれば、少なくとも20年、長ければ25年以上の時間があります。

こちらもいくつかのシナリオを作って試算することをおすすめします。

資産配分は夫婦合算で試算

そして資産の運用方法については、ご夫婦の資産配分状況を株式、ETF、投資信託といった商品別に分類するのではなく、日本株に投資するもの、先進国株式に投資するものなどというように、投資対象によってグループ化、その比率を計算する必要があります。

また、夫婦で別々に計算するのではなく、2人分を合算した上で資産配分に偏りがないかを検証しましょう。

具体的な資産配分については、書籍を読んだりセミナーに参加したりして考えることもよいですが、信頼できるFPに相談してみるのも有益です。

資産運用を専門とするFPに、具体的な資産配分プランと、その運用方法によるリスクを診断してもらえれば、安心感も高まるでしょう。

現在は資産の半分が現金預金に滞留しているので、リスクは低いですが、その分、リターンも望めない状態です。上手なリスクの取り方について、もう少し検討をしてもよいと思います。

投資金額をどこまで増やすか。そして、それをどのように分散して投資するのか。具体的な方法をご夫婦で相談しながら考え、実践してみてください。

今日の運勢

おひつじ座

全体運

好奇心のままに動きまわろう。興味のある所に顔を出すと、ワク...もっと見る >

おすすめキャンペーン