2017/11/02 18:00

家計の不安から開放されるために“お金を増やす3つの方法”

家計の不安から開放されるために“お金を増やす3つの方法”
家計の不安から開放されるために“お金を増やす3つの方法”

読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回は内藤忍氏がお答えします。

夫婦共働きで、実家で母と同居し、母名義と、私と母名義の土地2カ所を所有しています。帳簿上はプラスになるはずなのに、現金が残らず毎月のやりくりがやっとです。ざっくりな収入・支出は下記のとおりです。
■収入面
私と主人の合計手取り:60万円/月
母名義の土地での不動産収入:30~40万円/月
■支出面
自宅改装費:7万円返済/月(総額1,000万円)
生活費:30万円/月
車のローン:8万円返済/月
その他ローン:11万円返済/月(総額700万円)
固定資産税:120万円/年間(自宅と不動産)

・固定資産税は不動産収入の口座から出ますが、収入が定額ではないため、延滞してしまうことががしばしば。この場合は私たちの貯蓄口座からの補填となります。
・遠方に住む主人の家族がよく来るので、もろもろ経費がかかります。
・その他ローンについては、主に私が2回ほど育児休暇を取った際に借りました。
・田舎なので、近所づきあいもあり、見えない交際費があります(母支出分) 。
・夫のカード使いが荒く、改善するといっても有言実行しません。
・母75歳は年金受給者。父が8年前に他界しているので、以前より年金が減額。
・そのため不動産収入から7万円/月を母に渡しています。
・夫がフリーランスなので、税金・年金等の管理ができない。

土地は2つとも不動産収入を得ていますが、ひとつは区画整理対象なので、賃料は現状維持。もうひとつは、いい立地にあるので遺産相続か、必要に迫られるまで売却については考えていません。2つのローンの担保にもしています。資産は多くても現金が手元になく、毎月Excelとにらめっこです。さまざまな要素が絡み合っており、家計が見えない状態のなかで、なにかよいアドバイスや家計の管理方法などがありましたら教えてください。
(30代後半 既婚・子供2人 女性)

内藤:資産がなかなか増えないというお悩みをお持ちのようですが、結論を先に述べると資産を増やす方法は3つしかありません。

お金を増やす3つの方法

つまり、以下3つのいずれかになります。

(1)収入を増やす
(2)支出を減らす
(3)投資で増やす

その3つの方法について、これからなにができるかを順番に考えていけば、複雑なお金の管理方法がすっきりと見えてきます。

まず、収入ですが、ご主人がフリーランスということで、収入が安定していない可能性がありますが、相談者の方とお母様の不動産収入だけでもかなりの金額になっていますので、あまり問題にならないと思います。

どのような専門分野かわかりませんが、ご主人のお仕事の手取り額を大きくできるような方法を検討してはいかがでしょうか。

フリーランスの仕事の場合、ギャランティ(報酬)を高くするために、仕事の希少性を高めることが必要です。

たとえば、編集のライターさんであれば、単に文章を書けるだけではなく、取材時の撮影もできる、企画案も自ら提案できるというようになれば、マルチタスクのライターさんとして他の人との差別化ができ、希少性が高まります。

現状の仕事の方法にさらに専門性を追加することで、仕事の量も増え、選択肢も広げることができると思います。

先取り貯金をして支出をコントロール

次に、支出に関しては、お母様とご主人の出費が多いということなので、具体的にどのような出費になっているか、1か月くらい明細を調べてみてはいかがでしょうか。

そのうえで、本人と話し合って、必要な出費と削れる出費を確認し、毎月の金額をある程度の範囲に収められるよう、支出のコントロールをするのがよいと思います。

使った金額から残りを貯金するという発想ではなく、最初に資産形成のために取っておく金額を決めて、残りは自由に使えるという発想に切り替えることが安定した資産の積立には必要だといえます。

低コストのインデックス積立投信で資産を積み上げる

3つ目の投資でお金を増やす方法としては、まず毎月の投資信託の積立から始めてみましょう。コストの低いインデックスファンドを組み合わせ、毎月、決まった金額を引き落としで購入していくのです。

自動積立にしておけば気が付かないうちに資産を積み上げていくことができます。年間100万円までの投資であればNISAを活用するのがよいでしょう。

拙書「10万円から始める! 貯金金額別 初めての人のための資産運用ガイド」でも、解説しています。

また賃貸収入を得ている不動産に関しては、利回りを計算してみましょう。物件の時価と賃料収入から何%くらいのリターンになっているかを計算できますが、利回りが低い場合はもっと好利回りの不動産にスイッチすることも検討すべきです。

売買のコストや税金、登記費用なども含めて総合的な判断が必要ですが、まずは、現状の不動産の収益性のチェックから始めてみましょう。

借入を上手に組み合わせれば、ローンの支払いをしたとしても、さらに高い賃貸収入を得ることが可能になるかもしれません。

工夫の仕方によって、家計をかなり改善できるポテンシャル(潜在力)があると思います。早めのアクションで、家計の不安から早く解放されるようになってください。

今日の運勢

おひつじ座

全体運

頭を押さえつけられるような気分で、ややユウウツ。いつも通り...もっと見る >