2017/08/29 08:56

子育てママにも「保険」って必要? 検討のポイントは3つ

子育てママにも「保険」って必要? 検討のポイントは3つ
子育てママにも「保険」って必要? 検討のポイントは3つ

子育て中のママから「私も保険に入った方がいいの?」という声をよく聞きます。万が一のときの備えとして、パパが生命保険に加入しているというご家庭は多いですね。では、ママの生命保険はどうでしょうか?

決してあってはいけませんが、「私に万が一のことがあった場合」を考えておくことはとても大切です。この疑問を解決する、子育てママの生命保険加入のポイントについてご紹介します。

生命保険を考える3つの重要ポイント

まずは、生命保険に加入する時に考えておきたい重要ポイントを確認しましょう

<3つの重要ポイント>
ポイント1.
ママに万が一のことがあったら、パパだけで子供を育てることができる?
ポイント2.
子供が独立するまで、教育費はいくら必要?
ポイント3.
公的な援助はある? 遺族年金はどうなるの?

どれも大切なことです。具体的に見ていきましょう。

ご家庭の事情よりさまざまですが、もしママに万が一のことが起こった際には、一般的にパパが子供を育てることになるでしょう。しかし、本当にパパひとりで大丈夫? お子さまがまだ小さい、パパが単身赴任などの場合はなおさらです。パパやママのご両親や兄弟姉妹が近くに住んでいる場合は、子育てを応援してもらうことになるかもしれませんね。

ご相談に乗っていると、とくにポイント1の「パパだけで子どもを育てることができる?」に答えることがなかなかできないママもいます。できるだけ想像したくないことかもしれませんが、「誰にどのように子育てを応援してもらうか」についてはぜひ、ご夫婦で話し合っておいてくださいね。

高校までの教育費はどのくらい?

ママに万が一があった場合、パパだけの収入で子供の教育費は大丈夫でしょうか? 文部科学省の平成26年度「子供の学習費調査」を元に全国平均をご紹介します。

■ 幼稚園3歳から高等学校第3学年までの教育費(※)
(1)幼稚園・小学校・中学校・高等学校すべて公立:約523万円
(2)幼稚園・小学校・中学校が公立、高等学校が私立:約698万円
(3)幼稚園・小学校・中学校・高等学校すべて私立:約1,770万円
※給食費・授業料・通学費・入学金・学用品費・通学用品費・学習机・参考書等の購入費・家庭教師・学習塾・スポーツにかかる費用も含まれています。

子供にかける教育費は、進路と子供の人数、教育方針によって大きく変わってきます。また、この調査結果は全国平均です。

大学進学を希望される場合は、塾の費用が平均よりかかります。また、この数字には大学の受験費用は入っていませんが、受験する場合は、高校3年生時に費用がかかります。

大学にはいくらかかる?

次に大学進学でかかる費用を見ていきましょう。日本政策金融公庫による「教育費負担の実態調査結果」(平成28年度)の大学の入学費用と在学費用の合計をご紹介します。

■ 大学入学と在学中にかかる教育費
(1)私立短大:約391万円
(2)国公立大学:約485万円
(3)私立大学文系:約696万円
(4)私立大学理系:約880万円

大学費用も進学先によって大きく変わりますが、私立大学の場合、薬学部や医学部に進むとさらに費用がかかってきます。

入学費用には受験費用・受験のための交通費・宿泊費・入学金・寄付金・入学しなかった学校への納付金、在学費用には授業料・通学費・家庭教育費などが入っています。

遺族年金のキホンと注意点

このように必要な教育費を詳しく確認すると、子供の成長にともなって多額のお金が必要になることがわかります。

しかし、ママに万が一があった際には、遺族年金(遺族基礎年金と遺族厚生年金)という国の制度があります。対象者と受給額を下記で確認しておきましょう。

遺族基礎年金をもらうための主な要件

(1)保険料納付要件
保険料納付済期間(免除の期間を含む)が加入期間の3分の2以上あること
※平成38年4月1日までは、死亡日に65歳未満であれば、死亡月の前々月までの1年間に保険料の滞納がなければ受給可。

(2)対象者(子供の場合)
死亡した者によって生計を維持されていた、「子のある配偶者」か「子」 
・「子」とは次の者に限ります
– 18歳到達年度の末日(3月31日)を経過していない子
– 20歳未満で障害年金の障害等級1級または2級の子

(3) 受給額
・遺族基礎年金の場合:77万9,300円+子の加算
子の加算:第1子・第2子は各22万4,300円、第3子以降は各7万4,800円
※子が遺族基礎年金を受給する場合の加算は第2子以降について行い、子1人あたりの年金額は、上記による年金額を子供の数で除した額。

遺族年金は2種類ある

■ 遺族基礎年金:自営業者の方
■ 遺族厚生年金:パートや会社員などで勤務先の社会保険に加入している方

遺族厚生年金は、遺族基礎年金に上乗せされます。遺族基礎年金の支給額は一定ですが、遺族厚生年金は支給金額が人によって違います。厚生年金は、長く加入してたくさん保険料を支払った人ほど、多くもらえます。

支給は高校卒業まで

遺族基礎年金、遺族厚生年金はともに、もらえる場合でも18歳になった年度末の高校卒業時までです(障害のある子供は20歳まで)。残された子供が大学進学を希望する場合は、大学時代は遺族年金の給付がないことに注意しましょう。

生命保険への加入は必要?

さて最後に、ママに万が一のことがあった場合の家計を想像してみましょう。

子供の生活費と教育費がパパの収入、貯金、そして遺族年金でカバーできるようであれば、ママの生命保険への加入は必要ないでしょう。しかし、貯金が少ししかないなど不安が残る場合は、生命保険の加入を検討しましょう。

<ママも生命保険に加入した方がいいケース>
・貯金が少ない
・パパの収入だけでは、子供の生活費や教育費が捻出できない
・子供を預けるために、保育料など家計の負担が増える

ご家庭により家計はさまざまですが、ご紹介したように万が一の場合には、具体的にどれくらいのお金が必要になるのかを検討した上で、生命保険についても考えてみましょう。

今回は生命保険を中心にご紹介しましたが、万が一の場合を保険ですべて賄おうとすると保険料ばかりがかさんでしまいます。貯金で足りない分のみを保険でカバーすること、あれもこれもと過剰なものを選ぶのではなく、少しでも家計にやさしい保険料に抑えることも重要です。

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