2017/11/28 11:30

「電力自由化」の節約効果は? 気になるコトを徹底解説

「電力自由化」の節約効果は? 気になるコトを徹底解説
「電力自由化」の節約効果は? 気になるコトを徹底解説

電力自由化によって、2016年4月から自由に電力会社を選べるようになりました。

しかし、「本当に電気代が安くなるの?」「変更手続きやその手間は?」など、気になっていてもまだ手をつけていない方が多いのではないでしょうか。

家計にとって、電気代は毎月・毎年かかる大きな固定費です。今回は電力会社の切り替えポイントや節約術について、ご紹介します。

みんなの電気代はいくら?

まず、みなさんは電気代をどれくらい支払っているのか? 世の中の平均値を調べてみました。

<電気代の平均>
【2人暮らし】1ヶ月平均8,933円(年間10万7,196円)
【3人暮らし】1ヶ月平均1万321円(年間12万3,852円)
【4人暮らし】1ヶ月平均1万867円(年間13万404円)
【5人暮らし】1ヶ月平均1万2,108円(年間14万5,296円)
2016年度総務省「家計調査」

単身世帯か、お子さんがいるのかなど共に暮らす方の人数や、季節によってもこの額は異なってきます。ご自身の1年間を通した電気代について、知ることから始めましょう。

電力の小売り自由化は2000年3月にスタートしました。当初は大規模な工場やオフィスビルなどが対象で、一般の家庭向けは2016年4月から。

これまでは居住地域によって自動的に電力会社が決められていましたが、消費者が自由に電力会社を選べるようになったのです。

小売り電気事業者一覧を見ると、2017年11月2日時点で434の事業者が参入しています。

電力自由化で本当に節約になる?

しかし、まだ見直していない方にとっては、「本当に節約になるのか?」が気になるところです。電力会社を変えると、どの程度、料金を下げられるのでしょうか?

実際の見直し効果を知るためには、比較サイトでのシミュレーションが便利です。1ヶ月分の電力使用量などを入れると、自動的に計算されます(参考:エネチェンジ)

例えば、ある家庭はシミュレーションの結果、年間約10万7,500円の電気代が約9万7,500円へ縮小できる結果になりました。年間1万円安くなる計算です。

そして切り替えから約1年経ち、実際にはシミュレーション結果よりも多く節約できているとのこと。もちろん、その額は現状の使い方にも左右されますが、電力会社の見直しによる節約効果に期待はできそうです。

変更の手続きは意外と簡単

電力会社を切り替えるためには、変更先への連絡が必要です(電話やWebサイトで受け付けています)。現在利用している電力会社の解約手続きは、変更先が代行してくれることが多いです。

<電力会社の切り替えまでの流れ>
(1)切り替え先の電力会社への申し込み
(2)スマートメーターへの交換(必要な場合)
(3)新電力会社での利用

切り替えにあたっては、利用中の電力会社名やお客様番号、供給地点特定番号などが必要となるため、手元に「電気ご使用量のお知らせ」明細を準備しておきましょう。また、免許書など本人確認書類が必要となる場合もあります。

新電力会社への申込み後、「スマートメーター」への交換が求められる家庭もあります。スマートメーターとは、通信機能などを併せ持っているデジタル型のメーターです。

交換作業は新電力会社が行い、基本的に立ち合いは不要なので手間はかかりません。また、これらの切り替え作業には、事務手数料などは不要な会社がほとんどです。

大手の電力会社を離れるのは利便性の面で心配……と感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、各家庭に電気を供給する送電線が変わるわけではありません。新規事業者が停電になりやすいというのも誤解です。

注意したいポイントも

ただし、分譲マンションにお住まいの方は注意が必要です。

基本的に切り替え自体は可能ですが、管理組合などを通じて、マンション全体で電気の購入契約を一括締結している場合には、マンション規約などで変更が制約されている場合があります。作業の前に、管理組合等に確認されたほうがよいでしょう。

また、切り替え手続きは比較的簡単に済みますが、「A社からB社に乗換え、さらに翌月C社に乗り換える」といったように、短期間で解約を行うと、契約解除料がかかる場合もあります。

多くの会社があり、目移りしてしまいそうですが、契約前にじっくりと比較検討を行ってください。

各社、割引サービスも豊富です。期間限定でのキャッシュバックキャンペーンや、携帯電話代やガスとのセット割引、夜間の電力利用で単価がお得になるプランなどもあります。

変わったものでは「歩いた歩数に応じて電気料金を割り引く」といった健康志向の方に向けたサービスも存在します。

世帯人数が多く、給湯を多く使用するご家庭であれば、現在利用している電力会社でオール電化を検討する選択肢もあります。

電気代を節約するために

さて、電力会社の見直しに加え、さらなる節約のためには、やはり電気の使い方を工夫したいものです。その一例をご紹介します。

<電気の使い方の工夫例>
・炊飯器は食べる時間に合わせてタイマーをセットし、炊けたらすぐにスイッチを切る
 (食べきれない分は一膳ずつ冷凍保存する)
・冷蔵庫は入れる量を少なくする
・冷凍庫は食材を並べてきっちり詰める
 (食材が冷えやすい)
・吸水タオルを活用して、ドライヤーの使用時間を減らす
・夏は扇風機とアイス枕、冬は湯たんぽなどエアコンの使用量を減らす
・電気ヒーターの利用を減らす
 (寝室での利用を止めて、脱衣所を温めるのに入浴前5分だけ)
・朝型にシフトする
・家族が多い場合は、活動をリビング中心にする

今日から簡単に実践できることもたくさんありますね。

経済産業省・資源エネルギー庁の「上手な省エネの方法」でも具体的なメソッドが多数紹介されていますので、この機会に参考になさってください。

家計全体からの支出を抑えるときに、真っ先に見直したいのが固定費です。家賃、水道光熱費、通信費、車・交通費などを圧縮できると、将来にわたって大きな削減効果が期待できます。

まずはこの機会に、ぜひ家庭の電気代を見直してみてください。

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