2018/01/02 09:30

戦争が生んだ〝陶器でできた幻の貨幣〟

戦争が生んだ〝陶器でできた幻の貨幣〟
戦争が生んだ〝陶器でできた幻の貨幣〟

金属=貨幣のイメージを覆す貨幣が、戦時中に造られていました。

厳しい環境の中で、戦時中の人々が知恵を出し合い、製造した努力の結晶です。
時代が変わっても、大切に残されている貨幣をご紹介します。

戦争が生んだレアコイン

太平洋戦争末期に生まれた、幻の貨幣(写真上)、いったい何でできていると思いますか?

なんと、粘土を主原料とした〝陶〟貨。大きさは現在の1円玉より小さく、見た目はボタンのようです。

太平洋戦争末期、物資不足が深刻になり、特に金属類は主に軍事用が最優先。そのため、貨幣にも、別の原料が求められたのです。

実はこの陶貨には、世界的に見ると前例があります。ドイツのマイセンといえば、陶器の産地として有名ですよね。1920年頃、同地で陶貨を製造し、流通させていた記録があります。それを参考に、日本でも造られたとか。

この陶貨の研究は1944(昭和19)年に行われ、1945(昭和20)年7月より、京都府京都市、愛知県瀬戸市、佐賀県有田町の工場で製造を開始します。

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