2018/02/15 19:40

リバランスの目安は年1回、資産運用の9割が資産配分で決まる

リバランスの目安は年1回、資産運用の9割が資産配分で決まる
リバランスの目安は年1回、資産運用の9割が資産配分で決まる

読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナー(FP)が答えるFPの家計相談シリーズ。今回はプロのFPとして活躍する花輪陽子氏がお答えします。

私は現在28歳の会社員です。株主優待の強い株をメインに12年程運用をしており、現在資産が1350万です。以下が内訳です。
・日本株式:600万
・投資信託:200万(日本100万、海外100万)
・ロボアドバイザーによる海外投資:100万
・円預金:300万
・仮想通貨:150万

長期的な安定運用を目指しており、運よく毎年6〜7%ほど利益が出ています。日本株は軒並み値上がりしているのですが、このまま持ち続けた方がよいのでしょうか?それともリスク分散のために日本株式を売り、海外系のものを買いバランスを取るべきでしょうか?
その場合どのようなものを買えばよいかアドバイスが欲しいです。年収は額面490万ほどで、一人暮らし(家賃、光熱費会社持ち)、生活費は月11万ほどです。よろしくお願いします。
(28歳 男性 未婚)

花輪:ご相談ありがとうございます。

資産運用は早期に始める方が有利

早期から資産運用をされていて20代にして1000万円以上の資産を築いていてご立派です。資産運用を始める場合、早ければ早いほど有利です。なぜなら、長期運用で複利の力を大きく働かせることができるからです。複利とは、元金によって生じた利子を次期の元金に組み入れて計算する利子法です。元金だけでなく利子にも、次期の利子が発生するので雪だるまのようにどんどんと大きくなっていくからです。

また、同じ金額を貯めていく場合、運用利率が高いほど資産の伸びは大きくなります。

例えば、22歳から60歳までの38年間、毎年60万円の積み立てをすると2280万円を貯めることができます。これは運用利率ゼロで試算した結果です。そこで、もう少し高い利回りで複利運用した場合に資産がどれくらい増えるのかを考えてみましょう。

38年間毎年60万円を積み立てた場合

  • 0.5%複利 2517万円
  • 3%複利 4274万円
  • 5%複利 6786万円

さらに、運用する期間が長いほど資産の伸びは大きくなります。

20年間毎年60万円を積み立てた場合

  • 3%複利 1661万円
  • 5%複利 2083万円

つまり、40歳になってから運用を始める場合より、22歳から始めたほうが断然有利ということになりますね。この調子で余裕資産を投資に回せていけば定年退職前に1億円という資産を作ることも夢ではありません。

リバランスは1年に一度を目安に

リバランスを行う目安は1年に一度と考えましょう。例えば、1年前に株式と債券の割合を50%ずつで購入したAさんの場合。株式が好調で現在は資産全体のうち株式が占める割合が60%、債券が40%になったと仮定をします。その場合、株式の一部を売却するか、債券を買い足して50%ずつのバランスに戻すように心がけましょう。

リバランスをすることで、割高な資産クラスの一部を減らす、あるいは割安な資産クラスを増やすことができるのでご自身の資産配分の調整を行うことができます。リバランスを行う時期は年末、3月末などと決めておくと忘れにくいです。

ご相談者の場合、日本株が高くなり、ご自身で組んでいるポートフォリオのバランスが崩れているのであれば、日本株の一部を売却するのも手だと思います。

「どのようなものを買えばよいか」ということですが、資産運用の9割が資産配分で決まると言われています。

「モーニングスター」や「投信まとなび」などでポートフォリオを組むことができるので利用をすると便利です。

できるだけリスクを抑えながらリターンを得るには株式と債券に分散投資を行うことが重要になります。現在、株式や仮想通貨などリスクが高い資産が多いので一部を売却して個人向け国債や預貯金などにするのも手です。なぜなら景気の循環があり、景気が悪くなると株価が下落をして債券が強くなるのが一般的だからです。

仮想通貨に関してはリスクが高いのですべての人におすすめをしていませんが、ご相談者の場合は余裕資金で行なっているので、仮に大きく値崩れをしても生活に支障は出ない範囲でしょう。一日に20%以上値動きが変動することもありますのでくれぐれも仮になくなってもよい余裕資金で行いましょう。

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