2018/03/10 18:00

月10万超は高い? 食費を上手にコントロールする3つの方法

読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回はプロのFPとして活躍する横山光昭氏がお答えします。

我が家は中学生男子、高校生男子の2人の子供と夫婦の4人家族です。節約したいと思っているのに、毎月の食費が10万円を超えてしまいます。子供に手がかからなくなったので、私もパートに出たり、収入アップを図っています。ですが、子供が食べ盛りで、食費がなかなか抑えられません。部活が終わって帰宅すると、夕食を待てずに買い置きしているカップ麺などをすぐに食べてしまいます。夕食も普通にたくさん食べています。

よく4人家族の食費は4万円、5万円と聞きますが、それではまったく収まりません。よく聞く標準的な食費は、小さなお子さんのいるご家庭のことなのでしょうか。我が家は、子供の食欲が収まるまで、仕方がないとあきらめるしかないのでしょうか。もうすぐ大学進学も考えなくてはいけないのに、お金が貯まらず、焦っています。

〈相談者プロフィール〉
・女性、48歳、既婚、夫(51歳)、子供2人(中学1年・高校2年)
・職業:パート、夫は会社員
・居住形態:持ち家
・手取り年収:夫38万円、妻7~8万円
※毎月の余剰は1万円あるかどうかというやりくり状況です。
・資産:貯蓄320万円ほど、投資商品100万円ほど保有

横山:ご相談ありがとうございます。

食費が毎月10万超えるのは高い?

家計のコントロールがうまくいかない家計では、食費が多過ぎることがよくあります。10万円を超えるご家庭も、実はあまり珍しくありません。

ですが、そういう家計では、ほとんどの場合、収支がぎりぎりだったり、赤字だったりします。

節約ができている家計では、無理に食費を下げなさいとは言いませんが、10万円を超えるのはかけ過ぎです。

ぜひ、食費を抑える工夫をしていきましょう。今の状態を、「仕方がない」と言うのは“言い訳”です。食べ盛りなお子さんがいても、食費を下げることはできます。

余分買い、買い置きのし過ぎをやめる

「これも安いし、買いかも」と、スーパーで余分に買ってしまうことはよくありますよね。それが食費を安くすることにつながるとも考えがちです。

ですが、その買い物したものはきれいに食べてしまっていますか? せっかく安く買っても、冷蔵庫の中で腐らせてしまうことはないでしょうか。

これは食費のムダであり、食費が高いご家庭で起こしがちな失敗です。食費10万円分のうち、1~2万円分の食材を捨てているとしたら? もったいないですね。

そして、もう一つありがちなのが、インスタント麺などの簡単に食べられる食品やお菓子類などを買い置きしすぎること。このストックのし過ぎは、消費を加速させる原因になります。

「たくさんあるから食べてもいいか」、そういう気持ちを起こしてしまうのです。

特にお子さんの場合は、たくさんあると我慢できずに食べてしまいますよね。買っては消費を繰り返すと、予定以上にお金がかかってしまいます。これらは、日用品などストックしがちな商品全体的にいえることです。
 
「とりわけ特別なものを食べてはいないけれど、食費が高い」というのは、子育て家庭に多い悩みです。ですが、買い置きを控え、食べるときのルールをきちんと作ると、子供はそれに従い、またほかの補食方法を考えたりし、意外とうまくいくものです。 

有機野菜など、割高な食材にこだわり過ぎない

食費が高いご家庭に多い原因のもう一つに、「食材を気にし過ぎる」ということがあります。

子供を健康に育てたいから、自分たちの健康のために、などという理由で、有機野菜、特別栽培の野菜・果物、特別な飼育過程を経た肉、魚など、そればかりにこだわって食べるご家庭も結構いらっしゃいます。こういった食材は、基本的に割高ですし、いつも使うとなると経済的ではありません。

気を使って作られた野菜が「おいしい」「安心だ」、そういう気持ちもわかります。ですが、行き過ぎは禁物です。多くの人が使っているスーパーの普通の食材のせいで、健康を害すということはめったに聞きませんから、取り入れ方を工夫して、食費のかかり過ぎを防止しましょう。

食の意識の高い人は、食材のこだわりに加え、サプリメントなど健康補助食品も取り入れがちです。それが悪いわけではありませんが、意外と支出が高くなってしまうポイントの1つです。使わないもの、過剰なものがないように、時々内容を見直して購入することも大切です。

1週間の予算管理で食費を削減

食費のコントロールがうまくいかない人は、先にお伝えしたことに気を付けていただくほか、1週間の予算を決めて管理するとうまくいくことがあります。

予算の中では、こだわりの食材を購入しても良いですし、買い置きをするのも、スーパーで見かけた安いものを購入するのもまったく問題ありません。

ただ、続けていくうちにこだわりすぎると、うまくやりくりできないことが分かりますし、安いものばかりに飛びついて購入しても、使わずに予算を無駄にしていることにも気づくはずです。

方法は簡単です。以下の3つだけです。

1)予算を決める。毎月の食費の1/4程度が目安。食費が高い自覚があれば、いつもの食費額の8割ほどを基準にし、1/4にする。

2)決まった曜日にお金を準備する(手数料なしでお金を準備できる曜日がよい)

3)1週間その予算で暮らす。

もし、予算が足りなくなれば翌週の予算から前借し、余れば好きなものに使ったり、貯金したり。次第に週の半ばの残金を見るだけで「今週は使いすぎている」「今週は調子が良い」など、お金を使うスピードからお金の使い方を判断できるようになります。

お金が余ることが多くなってきたら、少しずつ予算額を下げていくと、食費は減らしていくことができるでしょう。

食費は変動費の代表的なものです。自分の意志やモチベーションなどに大きく左右される支出ですから、短期的なものではなく、長期的に続けられるコントロール方法を試してみると良いですね。

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