2018/03/28 20:00

経済と理財の覇権争い、「経済」に軍配が上がったワケ

経済と理財の覇権争い、「経済」に軍配が上がったワケ
経済と理財の覇権争い、「経済」に軍配が上がったワケ

財務省理財局を入り口に「理財」という言葉の背景を探る記事の後編です。前編では、理財の「意味」が「金銭・財産をうまく運用すること」だと紹介しました。後編の今回は理財の歴史について分析してみましょう。

実はこの言葉。もともとは中国の古典に登場する古い言葉であるだけでなく、明治から大正の一時期に「経済」という言葉と覇権を争ったこともあるという、非常に面白い歴史を持っているのです。

和製漢語という考え方

話の大前提として、まず「和製漢語」という概念について説明しなければなりません。

和製漢語とは「中国から日本語に入ってきた漢語に対し、日本で作った漢語」(広辞苑・第7版)のこと。「物騒」「大根」などの例があります。

そのような和製漢語の中には、幕末から明治にかけて外国語の和訳として登場・定着した言葉もたくさんありました。その代表例が「経済」であったり、今回話題にしている「理財」だったりするのです。

ところが「経済」も「理財」も、厳密には幕末に日本で初めて登場した表現ではありませんでした。詳細は後ほど述べますが、両語とも中国の古典に同形の熟語が登場しているのです。これをもって「経済や理財は和製漢語と呼ぶにはふさわしくない」とする立場も存在します。

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