2018/04/17 11:30

国の情報隠蔽がもたらすもの––フランス革命からの学び

国の情報隠蔽がもたらすもの––フランス革命からの学び
国の情報隠蔽がもたらすもの––フランス革命からの学び

ジャック・ネッケルという人物がいます。スイス人の銀行家であり、フランス国王ルイ16世に財務長官として雇われた男です。ネッケルは庶民階級の生まれでしたが、穀物の投機で莫大な利益を上げたことで上流階級の仲間入りを果たしました。また、彼の妻が主宰していたサロンは大変な人気で、人脈にも恵まれていました。

ルイ16世が即位したのは1774年。世界史に詳しい方なら、この年代を聞いただけでピンと来るでしょう。北米大陸のフランス領植民地とイギリス領植民地とが衝突したフレンチ‐インディアン戦争から10年ほどしか経っておらず、さらに1775年からはアメリカ独立戦争が始まりました。のちにアメリカ合衆国となる植民地側として、フランスも独立戦争に参戦しています。

度重なる戦争により、フランスの財政状態は急激に悪化していました。

そこで、会計・金融の知識に優れ、人脈豊かなネッケルに白羽の矢が立ったのです。

ネッケルの財務改革

当時のフランスを一言であらわすなら「腐敗」でした。人口の3%足らずの上流階級がフランス全土の富の90%を保有しており、さらにさまざまな特権により税金を免れていました。税の徴収は「徴税請負人」という人々に委託されていましたが、彼らは国から求められた以上の税金を徴収して、私腹を肥やしていました。

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