2018/05/14 06:45

総額6.8兆円、武田薬品はなぜ巨額買収に踏み切った?

武田薬品工業は日本最大の製薬会社ですが、1兆円企業になったのは2003年と比較的最近のことです。そこから米ミレニアムとナイコメッド(スイス)という2つの製薬会社を買収し、ようやく現在の規模に到達しました。

それでも世界は遠いように見えていたのですが、武田とシャイアーが一緒になることで、トップとの距離が一気に縮まった感じがします。

巨額の資金を投入する意味

しかし同時に話題になったのは、武田がこれから抱えることになる買収額と同等規模の新たな借金の影響です。買収発表後、武田の株価は下がり、米ムーディーズによる会社の格付けもこれまでのA1からA2に一段階格下げされてしまいました。

大型の企業買収というものは基本的に巨額の買収資金を借金の形で調達して行うものなので、自社と同じ規模の会社を買収してしまうと一時的に借入金の比率が大きく膨らんでしまいます。

そうなると営業利益の中から支払う毎年の金利も大きく増え、株主が得る最終利益は減少しかねません。それだけならいいのですが、リーマンショックのような世界的な金融危機が到来すると、巨額な借入金を抱えた会社は存亡の危機に陥ることもありえます。

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