2018/05/31 18:30

住居費が収入の3割超を占める家計、借り換えを考える条件3つ

住居費が収入の3割超を占める家計、借り換えを考える条件3つ
住居費が収入の3割超を占める家計、借り換えを考える条件3つ

読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回はマネーフォワードから生まれたお金の相談窓口『mirai talk』のFPがお答えします。

年収は少なくないはずなのですが、毎月お金の余裕がありません。収支を改善して子どもの大学費用と老後資金を貯めたいと思っているので、アドバイスをお願いします。

〈相談者プロフィール〉
・男性、48歳、既婚(妻:パート)、子ども2人(高校生・中学生)
・職業:会社員
・手取りの月収:48万円(夫40万円、妻8万円)
・年間ボーナス:100万円(ほぼ全額を住宅ローンのボーナス返済に充てる)
・毎月の貯蓄:2万円(給与天引き分・全額財形貯蓄)
・現在の資産:預貯金(普通預金・定期預金)150万円
・毎月の支出:住宅ローン返済13万円、管理費・修繕積立金3万円、その他生活費25万円(内訳不明)、死亡保険2万円(死亡保障1,000万円)、学資保険2万円、個人年金保険1万円(医療保険・がん保険などは未加入)

FP:ご認識の通り、収入の割に貯蓄があまりできていない印象です。

40代の平均貯蓄額は643万円。中央値は220万円。50代ではもっと金額が多くなります。収入が多いので、少なくとも平均貯蓄額以上を目指して貯蓄を頑張りたいところです。

保険で貯蓄はNG?

貯蓄するには、支出を減らす必要があります。住居費を計上せずに25万円かかってしまっている現在の生活は、いわゆる「メタボ家計」になっているのではないかと思います。いただいた情報のみでは細かくわからないため、一度きちんと家計を把握された上で、理想的な割合などを参考に、見直しをされることをおすすめします。

また、貯蓄型の保険に複数加入されているようですが、いつ頃加入されたものでしょうか。

昔のものであれば、利率もよく、加入を続けたほうがよい商品もありますが、もし最近加入されたものであれば、利率もあまりよくない上、資金としての流動性が低いので、保険で貯めることはあまりおすすめしません。

もし、貯める仕組みとして保険を利用しているのであれば、つみたてNISAやiDeCo(個人型確定拠出年金)を利用して貯めていくことを検討されると良いと思います。

住居費が年収の30%以上、ローン借り換えの検討を

年間の住居費支出(住宅ローン返済+管理費・修繕積立金)が292万円と、手取り年収676万円の43%を占めています。

購入時に、額面収入に対しての借入目安額などが示されたりすることもありますが、住宅ローン返済とは別にかかる費用(管理費・修繕積立金など)を考慮しきれないことも多いため、想定以上の負担になってしまっているのではないでしょうか。

もし、条件に合致するようであれば、住宅ローンの借り換えをして住居費を削減してみましょう。一般的に、手数料がかかっても住宅ローンの借り換えを検討したほうがよいといわれる条件は、以下の3つです。

【借り換えを検討した方がよい条件】

(1.)金利が1%以上低くなる

(2.)返済期間が10年以上残っている

(3.)元金が1,000万円以上ある

現在では「金利差が0.3%でも、ローンを利用して5年経過していたらお得になる」などともいわれていますので、一度ネットで借り換えシミュレーションをしてみてはいかがでしょうか。もし、それだけではわかりにくければ、銀行窓口などで試算してもらってもよいでしょう。

住宅ローンの負担はできるだけ軽くして、老後生活に入る前には完済を目指してほしいと思います。ですが、完済を急ぐあまりに「退職金で一括返済を」と考えると、老後資金のやりくりの失敗につながる恐れがあります。

借り換え等により、今よりも金利が下がり、総返済額が少なくなるようであれば、いつ完済できるのかも検討しながら、ローン自体を見直すべきでしょう。

手取り7.5ヵ月分の備えがなければ医療保険の活用を

相談者さんは万が一病気やケガをされた場合は、どのように医療費を支払っていく予定でしょうか。

健康保険には高額療養費制度というものがあり、年収400~700万円ほどの方は月の医療費の自己負担額がおよそ8万円を超えた場合、超えた部分が戻ってきますが、大きな病気をした場合や入院が長期化した場合などは治療費が想定以上に高額になるケースもあります。

治療費が高額になった場合に、貯蓄から支払うことができるのか、それとも医療保険でカバーすべきなのか、検討してみましょう。

個人的には貯蓄の少ない人、具体的には生活防衛資金として推奨している手取り額の7.5ヵ月分以上の用意がない人には、万が一の場合の医療費が確保できるよう、医療保険の活用についてもアドバイスをしています。

また、3大疾病(ガン、心疾患、脳血管疾患)にかかると、入院が長引いたり、自由診療などで治療費が高額になる場合が多くあります。そのため、これらの病気の心配がある方は、医療保険にプラスして3大疾病に特化した保障をつけてもよいと思います。

病気罹患リスクの高くなる年齢に近づいてきています。万が一の時に慌てないように、備え方もぜひご検討ください。

mirai talkはマネーフォワードから生まれた公平で安心できるお金の相談窓口です。新宿駅から徒歩約5分。家計改善のコツがわかる無料セミナーを毎週開催しています。

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