2017/07/13 23:30

落語家・春風亭昇々に学ぶ、舞台裏からマネできること

アピールする、対話する、場を読みつつ話をする......楽しませながらのコミュニケーション術に長けたエンタテインメントのプロたちに、日常生活で活かせるコミュ力アップのスキルや心得を伝授していただく短期連載、第1回のゲストは人気の若手落語家、春風亭昇々さんです。 前編では、緊張のほぐし方&堂々と見せるコツを伺いました。後編では、落語の舞台裏から伺えるコミュニケーションの極意などをご紹介します。

聞き手の反応を伺いながら、その場で内容を決める!?

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落語の寄席では、お客さんの反応を確認しながら当日の演目を決めることになります。その日のお客さんがどんな笑いを求めているのか、場の空気を読みながら......というと驚かれることも多いのですが、まあ、何も決めずに高座に上がるわけではないですから。前段階として、どんな落語会なのか、落語ファンが多いのか、若い人が多いのか......などで大まかな方向性は決めておきます。

前座や前に出演する人の噺にお客はどんな反応をしているかを伺いながら、候補を2〜3に絞って高座に上がるんです。僕の場合、「○○○を演ろう。ただし、枕を話していてちょっと違うかなと思ったら△△△か□□□で」という程度までは直前に決めますかね。枕という、本題に入る前にする話も、前の出演者のウケの状況で予定とは変えたりもしますが。

枕を話して反応を伺いながら最終的に演目を決定するわけですが、皆さんが驚かれるほど大げさなことではないんですよ。歌って、一度覚えたら何かをしながらでもスラスラと出てくるじゃないですか。枕も歌のようなもので、覚えてしまうことで他のことを考えながらでも大丈夫。これ、特殊な才能ではないと思います。前編でも話しましたが、緊張せずに伝えたいことを伝えるためには、可能な限りの練習をしておくに限ります。枕も、演目も。皆さんのコミュニケーションでも同じだと思います。

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