2017/07/10 11:29

整体と睡眠の質の改善の関係とは <百年整体 高橋和之先生>

整体と睡眠の質の改善の関係とは <百年整体 高橋和之先生>
整体と睡眠の質の改善の関係とは <百年整体 高橋和之先生>
<専門家インタビュー>整体といえば痛みやしびれなどの症状を和らげるためのもの、あるいは固くなったところをほぐしたり身体の歪みを調整するものといったイメージですが、全身のバランスを整えることで長年不眠に悩んでいた方が睡眠の質が改善されるというケースもあるようです。今回は、大阪・心斎橋で豊富な臨床経験を積んだのち、百年整体葛西院で院長として施術を行っている高橋和之先生に整体の睡眠の質の改善についてお話をうかがいました。
【高橋和之 先生】百年整体 葛西院院長アイセラピスト専門学院葛西校講師

不眠を訴えて来院する方は多いですか?

不眠を主な症状として訴えるというわけではなく、他の症状と合わせて不眠の悩みを抱えている方がいらっしゃいます。痛みやしびれを訴えて来られて、よくお話をうかがってみると、あまりよく眠れていないという方が多いです。ご本人が「不眠」と自覚していないというケースです。私たちの考えからすれば、夜眠っている途中でトイレに起きたり、ちょっとした物音で目が覚めたりすることも「不眠」としてとらえているのですが、当院に来られている方のなかには、そういったことを「不眠」と受け取っていない方がおられるので、それらを含めると、来られる方の中で不眠の方は3人に1人くらいになるのではないでしょうか。

不眠の方には、どんな症状がみられますか

まず身体の筋肉が凝り固まってしまって、それに伴って猫背になっており、肩や腰が痛いと訴える方が多いです。また、便秘があったり、お腹の問題を抱えている方などもいます。こうした症状だけでも睡眠の質が落ちてしまいますので、整体による調整で、痛みが取れただけでもよく眠れるようになるというケースもあります。

整体で身体を調整すると睡眠の質が改善しますか?

私たちが整体で行なっていることは、自分で回復させる力を高めてあげるものです。寝ている間に身体がきちんと休まっていないと、回復力が落ちてしまいます。これにより、朝起きたときに何かだるいとか、体が重く感じるというようなことが起こりやすくなりますが、身体のさまざまなバランスを調整していくと、そういった状態を改善していくことができます。

全身を調整していくことが大切なのでしょうか

痛みなどの症状は身体からの危険信号のサインです。たとえば薬などを服用して安静にすることで症状がよくなったとしても、一時的に痛みのサインがなくなった後に、再び症状を繰り返してしまう場合もあります。痛いところだけを調整して症状がとれてすっきりしても、他のところに負担がかかっていたり歪んでいたりすると、日常生活に戻ったときに、同じ症状が出てしまうことも多いのです。また、一日の大半、姿勢が良くない状態があるだけでも、せっかく調整した効果が薄まることもあります。当院では、全身をバランスよく調整したうえで、皆さんが自分でできる簡単なセルフケアやちょっとした日常生活の注意点などもお伝えしています。こうしたアドバイスで、症状の再発を防ぎ、根本的によい状態がキープできるように目指しています。

身体の歪みがある方は多いのでしょうか

基本的にほぼすべての人に歪みがあると考えていただいていいと思います。利き手、利き足があるため、日中に普通の生活を送っているだけでもどうしてもある程度の歪みが生じます。人間というのは、「寝ること」と「歩くこと」で一日一日のリセットをしています。夜、寝ている間に寝返りを打ったりしながら、リセットさせています。寝返りは、基本的には誰もが意識せず自然にしているものなのですが、あまりに疲れていると寝返りを打つことすら嫌になってくるということが起こります。さらに、寝返りを打てないと余計に疲れが残ってしまうという悪循環となり、睡眠時間の長さとしては十分に寝ているにもかかわらず、疲れが取れていないということになりますこうした状態は、やはり身体の歪みが大きな要因となっている場合が多いです。歪みで身体が正常に働いていない状態にあるので、本来の働きができるように環境を整えることが私たちの仕事になります。

日頃の寝方も影響するのでしょうか

仕事から帰って疲れたからソファで寝てしまって、夜中に目が覚めてからようやく布団に入るというような睡眠習慣を繰り返してしまうと、睡眠の質が悪化して、そこから不眠につながっていくというケースも多いです。本当にちょっとしたことで睡眠の質は変わります。枕を変えたりベッドの硬さを変えたりするだけで睡眠の質が変わるということもあるので、そういったお話もさせていただいています。枕であれば、当院でも取り扱っている「けんこう枕」というものをご提案させていただくこともあります。この枕を使って寝ることで身体の調整ができるという枕です。首や肩のこりがある方や睡眠に悩んでいる方はこういった枕で寝ると睡眠の質が上がったり、腰の症状がとれて楽になったりします。枕という名はついていますが、整体のひとつの器具としてとらえています。

円柱を半分にカットしたような形状の器具は、どのようにして使うのですか

これはストレッチのときに使うもので、首をその上に乗せることで首を正しい位置に戻すものです。人間はどうしても下を向くことが多いので、首が正しい位置に戻ることは少ないのです。その枕を使って一日10〜15分ほど寝ながらできる簡単なエクササイズやストレッチの方法がありますので、それらを行いながら寝ていただくと、首、肩こり、腰痛で悩んでいる方や、猫背や姿勢の悪さで悩んでいる方などには改善が期待できます。

寝るときの首の状態には、正しい角度があるのでしょうか

いろいろな理論があるので一概には言えませんが、あまり高すぎる枕は基本的におすすめしません。今ご説明した2種類の枕はそれぞれ相反するところがあり、半円形の円柱のほうは首をその上に載せて使うものであるのに対して、「けんこう枕」はどちらかというと首に負担をかけないようにするという考え方に基づいています。目的や使い方は異なりますが、両方とも症状に合わせて適切に使えば効果が期待できます。

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