2019/02/26 06:10

舌がん公表、堀ちえみさん巡る報道に緩和ケア医が覚えた違和感

 筆者は緩和ケアを専門にする医師です。普段は、外来や病棟、在宅医療において、緩和ケアを必要とする患者の診療をしています。これまで、緩和ケアへの理解を広めるためにいくつか記事を書き、一般向けの書籍も出版してきました。

 最近、芸能人や著名方ががんであることを告白する報道が続いています。ワイドショーを中心として、周囲の方にコメントを求めるなど過剰に取り上げられる様子を見ていると、医療者としては、もっとそっとしておくべきなのではと感じていました。

■「緩和ケア=治療しない」という捉え方

 そんな中、堀ちえみさんが舌がんのステージ4であることを告白し、「金スマ」出演をきっかけに次のような記事が各社の紙面を飾りました。

 それは、「最初は緩和ケアを考えるも、家族に申し訳なく手術することにした」という内容。緩和ケアを選ばずに、治療する道を選んだ心情などを告白したというものでした。これに呼応する形で、読者からも、「緩和ケアを選ばなくてよかった。頑張ってほしい」「緩和ケアは何もしないところだから手術して正解」といった趣旨のコメントがたくさん寄せられていました。

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