2017/08/18 12:01

新鮮な驚きを子どもたちに! 「哲学」も「科学」もしっかり学んでいこう

【聴診器を耳にあて犬の心拍数を調べる子どもたち=東京国際フォーラム】
【聴診器を耳にあて犬の心拍数を調べる子どもたち=東京国際フォーラム】

 「科学」と「哲学」の違いを教えてくれたのは哲学者・岩崎武雄さんの「哲学のすすめ」。まだ表紙がクリーム色のころに読んだ講談社現代新書の一冊だ。

 岩崎さんによると、科学と哲学では、扱う“モノ”がまったく違う。科学は「いかにあるか」という“事実”を、哲学は「いかにあるべきか」という“価値”を扱う。この棲み分けが、宗教を含めた世界感、人生観を意味する「哲学」から科学を独立させ、その後発展させた。科学は哲学に邪魔されずに事実の問題に専念する。一方、哲学は、事実の問題に口を差しはさまず、科学が答ええぬもの=価値の問題に専心する。この両者の意義と限界をわきまえてこそ、人間はしっかりとした行動を選び取ることができる――という内容だった。

 哲学と科学がお互いの“領分”を侵すとろくなことはない。歴史はその事例にあふれている。哲学が科学にいらぬ口出しをした悲劇が、イタリア・ルネサンス時代のブルーノの火あぶりであり、ガリレイの沈黙。キリスト教会の哲学(天動説)は、コペルニクスの地動説を支持したジョルダーノ・ブルーノとガリレオ・ガリレイを許さなかった。

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