2018/04/03 10:06

名演説の舞台裏はこうだった? 映画『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』公開

(C)2017 Focus Features LLC. All Rights Reserved.
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 ダンケルク、カレー。国境の町の名は、常に悲劇の記憶とともにある。昨年、映画『ダンケルク』を観た人にとっては、その“番外編”ともいえる作品だ。第二次大戦時、フランス最北端のダンケルクに追い詰められた連合軍の救出作戦と、ナチへの徹底抗戦を決断するまでの、英首相の苦悩を描いた『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』が公開された。主演のゲイリー・オールドマン氏はアカデミー賞の主演男優賞を、辻一弘氏がメイクアップ&ヘアスタイリング賞をとっている。

 過去の失敗も多く、嫌われ者のチャーチルが首相になったのは、ナチス・ドイツの勢力が拡大していた1940年。優勢のドイツ軍に対する有効な手立てがないまま、数十万に及ぶ英・仏軍が、ダンケルクの海岸まで追い詰められていた。犠牲を最小限に抑えるべくドイツとの宥和政策に傾く流れを、なんとか振り切りたいチャーチル。史実は周知の通りだが、見どころは、ある意味エキセントリックなチャーチルの人柄を120%体現したオールドマンの演技。朝、昼、夜と酒を飲み、国王にさえ「人を怖がらせる」と言わしめる激しさを持つ一方で、妻の前では少年のような弱さを隠さない。官僚用語を排し、市民に分かりやすい言葉で語り掛ける“雄弁家“の演説は必見だ。ラストシーンでは4分に及ぶ名演説を堪能できる。

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