2019/06/19 16:00

強く噛めるのが特徴の抜歯後ブリッジ、潜む3つの注意点

入れ歯か、ブリッジか、インプラントか…
入れ歯か、ブリッジか、インプラントか…

 虫歯や歯周病が進み、歯を抜かなくてはならない時、患者には複数の選択肢がある。そのうちのひとつ「ブリッジ」について、『やってはいけない歯科治療』著者の岩澤倫彦氏が、注意点をリポートする。

 * * *
 ブリッジは強く噛めるのが特徴だが、両隣の歯は原型を留めないほど、大きく削られてしまうことに注意したい。

 長崎大学歯学部の久保至誠准教授に解説してもらった。

【注意点(1)両隣の歯に治療歴がない人は慎重に検討を】

 ブリッジをかける両隣の歯が、すでにクラウン(被せ物)等の治療をしているなら、一般的なブリッジは有力な候補となる。だが、全く治療歴がない無傷の状態なら、「抜歯したままにする」ことも含めて他の選択肢を慎重に検討すべき。

【注意点(2)両隣の歯の神経は可能な限り残す】

 一般的なブリッジの場合、歯を大きく削るため、痛みを与えないことを目的に抜髄(神経を抜く処置)する歯科医もいる。だが、歯の寿命に影響するので、事前に確認して、抜髄は避けたほうがいいだろう。

 一方、歯の表層部分(エナメル質)だけを削る接着ブリッジは、両隣の歯に負担が少ない。最近、保険適用になったが、形成や接着技術に優れている必要があり、対応できる歯科医は限られてくる。

【注意点(3)虫歯や歯周病の「原因」になることも】

 ブリッジを装着すると、歯ブラシや歯間ブラシも入らない清掃が難しい部分ができて、プラークが溜まりやすくなる。また、歯肉が退縮して、歯根の象牙質が露出すると、虫歯になりやすい。

 ブリッジ専用のスーパーフロスなどでケアが必要。

※週刊ポスト2019年6月28日号



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