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2019/10/06 07:00

遠山景織子 「コスパ最強」料理の達人になっていた

遠山景織子の家計簿を細野真宏氏が診断!
遠山景織子の家計簿を細野真宏氏が診断!

 女優・遠山景織子さんといえば、社会現象にもなった1993年の映画『高校教師』で主演に抜擢され、日本アカデミー賞の新人俳優賞など、その年の新人賞を軒並み受賞という快挙を達成。その後は1998年からバラエティー番組『笑う犬』シリーズにレギュラー出演するなど多方面で活躍するも、妊娠・出産を機に仕事をセーブしていた。

 そんな遠山さんが最近、SNSなどで注目を集めているのが、「お弁当」。毎日の食費の管理が、どの家計にもカギになるのはいうまでもないが、家計管理と料理の質は、実は一緒に向上できるものだという。『家計ノート』の著者でも有名な家計管理のプロフェッショナルでもある細野真宏さんが、どの家庭でも悩ましい家計管理と料理の質の上げ方について遠山さんに迫った。

細野:遠山さんは、シングルマザーという選択をされたわけですが、家計のやりくりは大変ではなかったですか?

遠山:もちろん困ることもありましたが、実は私は小さいころから、今あるお金でやりくりするのは慣れていたんですよね。

細野:そうだったのですね。いつくらいからですか?

遠山:もう小学生の時から。両親が仕事で忙しかったので冷蔵庫にあるもので何かを作るとか自分でやっていましたね。母のシチューなど作り置きがある時はいいんですが、ない時はご飯だけ炊いてハムをのっけてマヨネーズだけで食べていたりとか。

細野:小学生の時から自炊していたってスゴイ! すでにこの時点で、環境に合わせて行動されていたのですね。

遠山:そうですね。ご飯の食材についても、自分で買い物をしなくてはいけないから、もらっているお小遣いの中からやり繰りをしていました。

細野:食費もお小遣いからだと、かなり早い段階から金銭感覚が身についていたのですね。でも、足りなくて困ったりはしなかったんですか?

遠山:それ以外はもらえないし言えないし。欲しかったら自分でやり繰りするしかなかったんです。

細野:その環境下は厳しいですけど、大人になってからも役立ちますね。遠山さんは、お子さんのお小遣いも同じシステムですか?

◆遠山景織子の原点には遠山家代々の徹底された金銭教育があった!

遠山:そうですね。中学生の時は携帯を買ってあげなかったし、お小遣いも1年生の時は「1000円ね。これをもらえてるだけでスゴイんだよ」と言い聞かせていました。

細野:確かに、『家計ノート』の最新データだと、中学生の1か月のお小遣いの平均額は2536円なんですが、一番スタンダードなのが1000円か2000円なんですよね。中学1年生だと1000円は悪くないですね。

遠山:ですよね。だから息子が「お金がなくなって今日はパンを買いたいから」と言った時に、「友達はお金もらえるのに、なんでウチはダメなの?」という話になるんです。そんな時は、私は「それは自分の管理でしょう。足りないって、自分が残しておかなかったからでしょ。だからもらっている範囲の中で漫画買いたいのか、何したいのかっていうのを決めてね」って。

細野:それは正論ですが、なかなか厳しいお母さんなのですね(笑い)。でも、その一方で、息子さんのお弁当は愛情がたっぷりですよね。お弁当にはジュースまで付いていたり。

遠山:そうですね。お弁当や飲み物などはできる限りのことはしてあげているんです。お弁当にジュースを付けたりするのは、本人が潤うだけでなく、夏は保冷剤の代わりになったりしますし。塩分が入っているドリンクを付けておこうとか健康のバランスはできるだけ考えていますね。

細野:そのお弁当がぱっと見は、かなり豪華なのですが、たぶん遠山さんのことだから、原価は高くないですよね?

◆遠山景織子は恐るべきコスパ人間だった!

遠山:はい、私はコスパ重視で食材も考えていますね。

細野:遠山さんが書いている『家計ノート』を見ても、よくわかりますね。食費の欄には、基本の「レシート1枚につき1行」を実行しつつ、その下に「ラム厚切り肩ロース100g98円♪」とか、感情が溢れていますよね。

遠山:そうそう。私は、うれしい買い物ができた時は、それを下にメモしておくんです。そうすると、あとで見返した時に、またうれしくなったりします(笑い)。

細野:でも遠山さんの『家計ノート』を見て驚いたのは、この「♪」が圧倒的に多いんですよ。これは、普段から、その「商品の底値」を意識していないとできないことで、毎日の堅実な買い物の様子が見えてくるんですよね。

遠山:確かに、私は値段にはシビアですね。だから、スーパーのチラシとか大好きなんですよ。今日はタイムセールで鶏もも肉が39円だったって、めっちゃ安いじゃないですか! 他のお店と比べても、普段の半分以下だから。そんな時は書きたくなっちゃう、インプットもできるし。楽しい!

細野:そうそう、遠山さんの『家計ノート』は温度というか、楽しさの感情とかがちゃんと伝わってきていいなぁ、と思っていたんです。遠山さんは以前、どのように家計簿と接していたのですか?

遠山:随分前からですが母と同居するようになって、だんだんお金の配分がわかりにくくなってしまって、そこからノートに自分でメモするようにしていたんです。だから、この『家計ノート』は、普段のノートに近くていいな、と思いました。あと、交通費とかレシートがもらえないから、キチンと項目がないと、すぐに忘れてしまうので助かりました(笑い)。

細野:確かに、この『家計ノート』は、自分流のノート方式からの乗り換えの人たちが本当に多いんですよね。線とかもわざわざ自分で書き込まなくていいし、手間が随分と減るんですよね。でも、遠山さんは交通費も書いていなかったということは、普通の家計簿だと挫折しそうですね…。

遠山:実は長年ノート派だったので『家計ノート』以外の家計簿というのを見たことがないんですよね。普通の家計簿というのは、どういう感じなんですか? 確かに家計簿が「続かない」という話はよく聞きますが。

細野:これまでの家計簿というのは、それこそ、レシート1枚の品目を全部書き写す、といった感じですね。さすがにこれは「苦行」だとぼくも思いましたね。だからこそ、一番ラクに家計を管理できる方法を考え続けたんです。

遠山:えっ、普通の家計簿って全部書いて仕分けするんですか? 例えば、スーパーの買い物で食材だけでなく日用品も入ったりしていますよね。それをイチイチ抜き出して書き込むってことですか?

細野:そうですね。あとは、食材もすべて細かく書き出す、という感じですかね。

遠山:あ~それは絶対に無理ですね…(笑い)。今みたいに、底値で買えたとか、ピンポイントで書いた方が頭にも入りやすいですし、絶対にシンプルな手書きのほうが私はいいです。

細野:『家計ノート』は今年で11年目ですが、それまでは「情報が多いほうが良い」と考えられていたみたいなんですよね。だけど、やっぱり「シンプル イズ ベスト」で、レシート1枚につき1行というシンプルな形にすることで、自分の行動や消費癖などが逆に自然と見えるようになるんです。

遠山:そうですね。1年通して書いたら、今年は「何月にこうだったんだな」と見比べる楽しさも出てくるというか。

細野:そうそう、家計は月ごとにバラつきがあるから、前の年との比較もかなり大事なんですよね。

遠山:なるほど。私は、毎月の最後にある「集計ページ」はいいなと思いました。全部をまとめるところ。そうすると、「今月、息子の誕生日だったから」とか書いておくと、1年間続けた時に「そういえば誕生日にアレ買ったのかぁ」と思ったりとか、日記にもなる。だから、いつもリビングに置いて書く習慣になりやすいですね。

【プロフィール】
◆遠山景織子/1975年東京都生まれ。一児の母。1993年、映画『高校教師』のヒロインとして女優デビューを果たすと、日本アカデミー賞、ブルーリボン賞などの新人賞を総なめに。オフィシャルブログで公開しているお弁当の写真が大好評。12月20日(金)より、こくみん共済 coop ホール/スペース・ゼロにて舞台『巌窟王 Le theatre』に出演。

◆細野真宏/日常よく目にする経済のニュースをわかりやすく解説した“細野経済シリーズ”が、経済本で日本初のミリオンセラーとなり、ビジネス書のベストセラーランキングで「123週ベスト10入り」を記録した。首相管轄の「社会保障国民会議」などの委員も務め、金融・経済教育の重要性を世に問い続けている。

撮影/矢口和也

※女性セブン2019年10月17日号



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