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2019/12/03 16:00

長寿の象徴タンチョウヅル、フラミンゴより寿命は短い

色も寿命もおめでたい(イラスト/斉藤ヨーコ)
色も寿命もおめでたい(イラスト/斉藤ヨーコ)

 動物学者の今泉忠明さんが監修した『ざんねんないきもの事典』(2016年、高橋書店)ほか一連のシリーズが子供たちの心をつかみ、爆発的に支持を得ている。そこで今回は、今泉さんに生き物の寿命のふしぎについて解説してもらった。真の長寿の象徴とは?

 古くから長寿を象徴するいきものといえばツル。ところがタンチョウヅルの寿命は25年程度で、最長寿記録を持つソデグロヅルでも61年。「鶴は千年」には遠く及びません。

 ツルの長寿説は、紀元前の漢の書物からきています。ツルは外見で個体を識別するのは難しく、越冬にやってきた個体を、次の年もその次の年も同じツルだと思い込み、「長寿だ」とかんちがいしたのではないかと推測します。

 一方、「紅鶴」の異名を持ち、ツルと同じく片足立ちをするフラミンゴはもっと長生き。オーストラリアの動物園にいたオオフラミンゴの「グレーター」は83年も生きました。しかし、晩年は重度の関節症を患い、目もほとんど見えなかったそう。鳥にとっても足は健康の要です。

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