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2019/12/09 16:00

ベストセラー小児外科医 子どもの障害は受容するしかない

小児外科医の松永正訓さん(撮影/浅野剛)
小児外科医の松永正訓さん(撮影/浅野剛)

 小児外科医の松永正訓(ただし)さんの著書『発達障害に生まれて──自閉症児と母の17年』が、第8回『日本医学ジャーナリスト協会賞』大賞を受賞した。

 この賞は質の高い医学・医療ジャーナリズムが日本に根付くことを願い、2012年に創設された。選考基準は、「オリジナリティー」「社会へのインパクト」「科学性」「表現力」。11月18日に授賞式が開かれ、大賞、優秀賞受賞者によるシンポジウムが行われた。

 松永さんは一貫して、幼い命の尊さ、それを守る難しさ、障害を受容する苦難をテーマとしてきた。同書では、「普通」でなくてもいいという価値観と、子どもではなく親が変わる必要性を述べた。

 そして、授賞式では、「世の中は不条理に満ちている。だけどそれを受け入れて歩むことこそ人生の意味だと思っています。共生、連帯を信念として、これからも書き続けたい」と結んだ。

◆受容するしかない まずはこの一歩から

 そんな松永さんがこの10月に『いのちは輝く わが子の障害を受け入れるとき』(中央公論新社)を上梓した。ここには、さまざまな先天性の障害をもった子どもたちについて綴られている。そのなかに、松永さんの原点となったエピソードがある。

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