楽天WOMAN リニューアルのお知らせ ▶ 詳細はこちら
2019/12/13 07:00

お金の問題で「助けて…」とSOS出した女性への貴重な助言

“カリスマ家計簿”考案者の細野真宏さんが読者のお悩みを解決
“カリスマ家計簿”考案者の細野真宏さんが読者のお悩みを解決

 10年連続完売を記録中の『細野真宏のつけるだけで「節約力」がアップする家計ノート2020』(小学館刊、定価500円)の著者・細野真宏さんが、読者の悩みを直接解決します。

 2019年も『家計ノート』の読者ハガキが全国から何百枚も届いており、丹念に1枚1枚読んでいると、赤字で「細野先生、助けてください!」という文字が…。

◆収支を考えるかどうかで600万円も差が出る!

【大阪府在住のNさん(50才)のケース】

細野:まずハガキの「助けてください」という切実な状況は、具体的にどのような状況なのでしょうか?

Nさん:私は細野先生の経済の本とかずっと読んでいて『家計ノート』も10年になりますが、書くことで満足をしているようで、なかなか貯金ができないんです…。

細野:なるほど。でも『家計ノート』で毎日手書きで、出費を書いていれば、自分の行動が見えるようになって、自然と行動が意識できるようになっていませんか?

Nさん:はい。『家計ノート』をつけ始めてからレシートをキチンと見るようになったので「底値」がわかるようになったんです! だから、随分と買い物は上手になれたつもりです。あとは、消費税増税の時に、むやみに買いだめをしなくなったりと冷静に買い物ができるようにもなれました。前回の消費税8%の時は、つい箱買いをしていました。

でも、消費税の値上げ分って、思っていたより大した金額ではなかったんですよね。それに箱買いだと保管場所も取りますし、何より消費期限もあります。だから、実は「底値」を狙って、必要な量を買うのが一番いい買い物だとわかって。

細野:流石じゃないですか! でも、そんなに買い物上手になれたのに、どうしてお金が貯まらないのでしょうか?

Nさん:それが不思議で…。結婚20年で子供がいなくて共働きなので、普通よりお金は貯めやすいはずなのです。

細野:Nさんは『家計ノート』を10年もつけているとのことですが、キチンと収支を計算していますか?

Nさん:あ、そこだけやってなくて…。毎日の買い物を書き出すので終わってます。

細野:やはりそうですよね。家計簿をつける意味は、大きく2つあって、1つ目は毎日の買い物を書き出して、自分の行動を「見える化」すること。そして、もう1つが収支を計算することで、「どこに無駄があるのかを把握して、目標を決める」こと、なんです。ちなみに、Nさんのお住まいは賃貸ですか、購入ですか?

Nさん:ちょうど今ローンを組んでいて、確か35年ローンで、毎月約5万円を75才まで払う予定になっています。

細野:75才までのローンですか? たいていは定年前に終わる形でローンは組むものなのですが、チャレンジャーですね(笑い)。

Nさん:毎月の支払いが5万円くらいなら、どうにかなるのかな、と思って(笑い)。

細野:その住宅ローンは、固定金利ですか? それとも、変動金利ですか?

Nさん:確か、変動金利だったと思います。安いので。

細野:なるほど、やっとNさんの家計が見えてきました。決して脅かすつもりはないんですが、Nさんは本当に今から25年後も毎月5万円を払えば済むと思っていますか?

Nさん:え、違うんですか? 

細野:まず、今は超低金利で、マイナス金利といった通常はあり得ない状況まで生まれていますよね。そのためローンなどの借金も非常に低い金利で借りられるんです。しかも「変動金利」は、「今の金利」が反映されているから、異常なほど安い状況なんですよね。だから、今は月々約5万円の返済で済んでいるんです。

Nさん:つまり今の月5万円という金額は、ずっと決まっているのではないんですか?

細野:まさに、その通りで、景気が良くなったりして世の中の金利が上がるようになれば、借金の金利も上がっていきます。つまり今から25年後も今のように超低金利である保証なんて一切なくて、普通に金利が上がると、変動金利の場合は返済額も増えていくんです。例えば2000万円を35年ローンで借りたら、今なら変動金利だと金利0・5%程度で済むので、月々5万1917円を払い続ければいい、という結果になります。ただ、普通に金利が3%に上がるだけで、月々7万6970円に増えてしまうのです。

Nさん:金利が上がると、随分と返済額って増えるんですね。これだと、老後は心配になってしまいますね…。

細野:はい。金利が2.5%違うだけで、毎月の返済分は2万5000円も違ってきます。1年間だと30万円の違いなので、もしも5年後に金利がそうなると、残りの20年は600万円以上も借金が増えることになりますね。

Nさん:今までずっと低金利の状態だったから、この先もずっとそうなる気がしていましたが、これは自己責任で、何の保証もないんですね。

細野:そうなんです。だから、月々の返済額は高くなってしまいますが、「固定金利」にする、という手もありますね。この「固定金利」の場合は、もしも世の中の金利が上がろうと、ずっと「固定」されているものなので、今だと、超低金利だから、35年ローンだと金利1.5%くらいで借りられます。この場合は将来、急激に金利が上がっても大丈夫で「リスクを固定できる」といったメリットもありますね。

Nさん:早めに銀行で、ちゃんと相談しないと、ですね! 月々5万円の返済で大丈夫、と頭が止まっていました…。

細野:まず、せっかく『家計ノート』を10年もつけていて「収支」を計算していないのは、ものすごく損をしていたんです。もしキチンと収支まで考えていたら「この状態なら、負担になる住宅ローンは、今回はこれだけ減らせるな」とか目標を自然に考えることができていたのですから。でも、まだ間に合うので、毎月の収支を考える「貯金体質」に変えて、少しでも余裕ができたら、すぐ「借金の返済」に充ててしまいましょうね。

◆超金利時代の家計の心得

預金は増えにくいのに借金の金利は意外と負担に。
高いリスクの変動金利は最速で返済を目指そう!

【プロフィール】
細野真宏●日常よく目にする経済のニュースをわかりやすく解説した“細野経済シリーズ”が、経済本で日本初のミリオンセラーとなり、ビジネス書のベストセラーランキングで「123週ベスト10入り」を記録した。首相管轄の「社会保障国民会議」などの委員も務め、金融・経済教育の重要性を世に問い続けている。

※女性セブン2020年1月1日号



Rakuten Mobile
今日の運勢~無料12星座占い~|楽天占い

今日の運勢

おひつじ座

全体運

集中力を発揮すると、思わぬ成果を上げられそう。何か一つ目標...もっと見る >