2017/06/04 16:00

カールが生まれた時代、酒の肴としても提案されていた

販売中止で駆け込み人気の「カール」
販売中止で駆け込み人気の「カール」

 スナック菓子「カール」の東日本での販売が8月で終了する。同商品が販売されたのはいまから50年前、それは食の転換期でもあった。食文化に詳しい編集・ライターの松浦達也氏が解説する。

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 1968年生まれのスナック菓子「カール」が8月中をめどに生産を大幅縮小し、東日本で終売になると製造元の明治が25日に発表してから一週間が経った。また1970年に発売が開始された同社の「ピックアップ」も8月で終売になる。転換点を迎えているのはスナック菓子なのか、それとも「食」自体がひとつの転機を迎えているのだろうか。この50年で「食」はどのように変化したのか振り返ってみたい。

 まず『日本の食文化史年表』(吉川弘文館)から約50年前、1966(昭和41)年~1968(昭和43)年頃のニュースをざっと振り返ってみると、この頃に現在の日本の食の基礎ができていることがわかる。

 1966(昭和41)年は、1月に東京の高島屋でお国自慢全国うまいもの駅弁大会が、2月には京王デパートにて全国駅弁大会が開催された。9月には低温輸送を可能にしたコールドチェーン制度の導入が開始され、科学技術庁が東京都内にて福島県産低温輸送のきゅうりを実験販売して人気になった。10月には江崎グリコがポッキーチョコレート(60円)を発売。その他、エスビー食品がゴールデンカレー、早川電気工業(現在のシャープ)が家庭用電子レンジ(19万8000円)を発売したのもこの年だった。

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