2017/06/08 16:00

心臓病や脳卒中リスク高まる「仮面高血圧」に注意

「仮面高血圧」のリスクについて医師が解説
「仮面高血圧」のリスクについて医師が解説

 高血圧は、健康診断や医療施設で測る外来血圧をもとに診断されている。ところが、医療施設で測ると正常値なのに、職場で働いている時や寝ている間に血圧が高くなっている症例が多いことがわかってきた。こうした隠れ高血圧は「仮面高血圧」と呼ばれ、特に勤務中に高くなるものを職場高血圧という。

 職場高血圧は、肥満で喫煙習慣があり、食事が不規則なストレスが溜まりやすい40代以上のサラリーマンに多く見られる。脳卒中や心臓疾患の発症リスクが、治療している高血圧患者に比べ約3倍になる。東京都健康長寿医療センター循環器内科高血圧外来の桑島巖顧問に話を聞いた。

「東京都庁の廊下に血圧計を設置し、職員に測ってもらい、健康診断の血圧と比較したところ、職場高血圧の人が約23%もいました。発見されにくいので放置されがちですが、日常的な高血圧よりも血管に負担がかかり、脳卒中や心筋梗塞など重篤な病気のリスクが高くなります」

 家庭では、寝ている間に血圧が上がる仮面高血圧が多い。原因は動脈硬化によって血管が硬くなり、本来寝ている間は血管が開いて血圧が下がるはずなのに、緊張が続くため高血圧となる。

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