2017/07/02 16:00

患者の身体的負担が少なくなる「リードレスペースメーカー」

リードレスペースメーカーについて専門家が解説
リードレスペースメーカーについて専門家が解説

 ペースメーカーは、電気刺激発生装置の本体と電気刺激を伝えるリードがセットになり、徐脈に対して電気刺激で心収縮を発生させ、脈を補充する機器である。経静脈ペースメーカーは、前胸部鎖骨下の皮下にポケットを作り、本体を留置し、リードを血管経由で心臓まで挿入する。ただ、リードの断線や静脈閉鎖、皮下ポケットからの感染などの問題があった。そこで開発されたのが、「リードレスペースメーカー」だ。

 導入に向けた国際共同治験の運営委員の杏林大学医学部附属病院循環器内科の副島京子教授に話を聞いた。

「心臓ペースメーカーは長年、ペーシング技術向上や小型化が図られてきました。その経緯を踏まえて、リードや切開創に関連する合併症を回避する可能性を考え、開発されたのがリードレスペースメーカーです。リードがないだけでなく、従来型と同じ機能を持ちながら直径6.7ミリメートルで、長さ25.9ミリメートル、重さは従来品の10分の1以下の1.75グラムと超軽量のカプセル型です」

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