2017/07/02 16:00

止まらぬ日本のマグロ乱獲 漁獲枠は「自転車操業」状態か

いずれこんな見事なマクロは見られなくなる?!(写真:アフロ)
いずれこんな見事なマクロは見られなくなる?!(写真:アフロ)

 日本のマグロの未成魚にたいして乱獲が依然続いている。果たして有効な打つ手はあるのか。食文化に詳しい編集・ライターの松浦達也氏が語る。

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 日本は「もったいない(MOTTAINAI)」の国だと言われる。確かに言葉の発祥としてはそうだろう。もっとも、日本が食料にまつわる環境意識について意識の高い国かというとそれも違う。2013年の本稿で「マグロ 未成魚乱獲で絶滅危機のウナギの二の舞になる危険も」という記事を書いた。

 一部のまき網漁がクロマグロの幼魚を根こそぎ水揚げしてしまい、結果、クロマグロの水揚げの99%が3歳以下の小型のものに。味がよく単価が高くなるはずの大型成魚の漁獲量が激減し、クロマグロが危機的な状況に陥っていると。自主規制は一応されているが、機能しているとは言い難い。ならば、強制力のある規制が必要だという趣旨の記事だった

 ところがあれから4年が経過したいまも状況は改善されていない。スーパーに行けば当たり前のように「ホンマグロ(ヨコワ)」、「メジマグロ」という表示のマグロが売られている。小型のマグロが「特売」という名目で、安値で叩き売られているのだ(しかもわりと売れ残っている)。

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