2017/07/29 16:00

鎌田實氏 「忖度バカのディストピア」はゴメンこうむる

「忖度バカはいらない」と語る鎌田實氏
「忖度バカはいらない」と語る鎌田實氏

 いま、「忖度」がキーワードになっている。もともと他人の心を推し量るのは悪いことではないはずだが、現代ニッポンでは、「忖度バカ」とも言えるような人たちが増えている。そんな奇妙な空気を一掃するにはどうすればいいのか。諏訪中央病院名誉院長の鎌田實医師が指摘する。

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 森友、加計と続いている安倍晋三首相がらみの“お友だち優遇疑惑”で、ぼくの心に当初から引っかかっている報道がひとつある。それは、和泉洋人首相補佐官が「総理は自分の口からは言えないから、私が代わって言う」と前置きして、前川喜平前文部科学事務次官を水面下で説得しようとした、という報道だ。加計学園問題で、前川さんが総てのキーパーソンと名指しした和泉首相補佐官は、この言葉で文字通り、言えないけれど「忖度のリレー」を迫ったのではなかろうか。

 そもそも「忖度」は、決して悪いことではないし、相手の心中を推し量ってそれに応えることは、サービス業や営業職などでは必要不可欠な配慮である。同時に古くからの日本的な美徳でもあった。けれど、それが利権や利益誘導の場で働き出すと、一気におかしなことになってくる。国有地が8億円も安くなったり、国政に係わる霞ヶ関の優秀な官僚たちがなぜか大事な資料を大量になくしてしまったり、ついでに記憶もなくしてしまったりする。

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