2017/08/29 07:00

明治維新・廃仏毀釈で日本の貴重な文化財が流出、もう戻らない

 なぜ国宝級の文化財がはるか海外に流出してしまったのか、貴重な仏像が行方不明・消失の憂き目にあった背景には、明治維新が深く関わっている。「廃仏毀釈」と呼ばれる明治期に吹き荒れた大規模な仏教弾圧運動が、日本の文化を壊した面があるのだ。

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 明治維新は単に江戸幕府から薩摩・長州勢力への権力移動という観点のみで語れるものではない。維新とは「王政復古」の事業であった。「王」とは天皇のことであり、天皇は日本古来の宗教・神道の祭祀王である。

 維新の時代には天皇のさらなる神格化、神道の権威強化策が進められ、後の国家神道の成立へとつながっていく。その裏返しとして、仏教の地位を意図的に低下させようとする明治新政府側の意図が存在していた。

 もともと神道は江戸時代まで仏教と渾然一体となっていた面があり、ほとんどの神社は仏教寺院とセットで運営されていた。多くの民衆にとって、仏教と神道の境目は極めて曖昧であり、その状況は「神仏習合」と呼ばれる。

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