2017/09/03 07:00

大宅壮一の持論「本は読むものでなく引くもの」娘・映子氏回顧

評論家の大宅映子氏は大宅壮一文庫理事長を務める(撮影/中庭愉生)
評論家の大宅映子氏は大宅壮一文庫理事長を務める(撮影/中庭愉生)

 1万種類・78万冊の雑誌を所蔵する「民衆の図書館」こと、大宅壮一文庫(東京・世田谷区)は、評論家・ジャーナリストの大宅壮一の約20万冊の蔵書を引き継ぎ、没後の1971年に設立された。現在、理事長を務める大宅壮一氏の三女・映子氏が、大宅壮一文庫と父の思い出を振り返る。

 * * *
◆自宅の庭に造られた資料室「雑草文庫」

 いま大宅壮一文庫がある場所は、もともと私たち家族が住んでいた場所なんです。母屋のつなぎに書斎があって、親父は自分が物を書くために必要な資料を色々と集めていた。われわれ家族もしょっちゅう、「〇〇の資料が見当たらない」といっては総動員で探しにかり出されたものです(笑い)。

 資料は庭先に書庫を造ってそこへ集めていました。親父は家造りが好きで、設計なんかも自分でしていたんです。故郷の摂津富田(現・大阪府高槻市)から大工のおじさんを呼んで、造ってもらってね。書棚は週刊誌の寸法を測ってピッタリ収まるように設えるなど、こだわりがあったようです。

今日の運勢

おひつじ座

全体運

あなたの長所を生かせそうな日。好きなことに一生懸命取り組む...もっと見る >