2017/09/02 16:00

オクラ 多少の加熱で栄養価は変化せず、ネバネバは増強

スタミナ満点で口あたりはサッパリのオクラの『肉みそあえ』
スタミナ満点で口あたりはサッパリのオクラの『肉みそあえ』

 原産地はアフリカ北東部とされ、古代よりエジプトで栽培されていた「オクラ」。「オクラ」は日本語のように聞こえるが、じつは英語名。“Okra”を日本語読みしただけである。日本の市場では、流通するようになって40年ほど。一般的にはまだ新しい野菜である。

 オクラに含まれるぬめりの成分は、ガラクタン、ペクチンといった食物繊維。抗発がん作用や免疫賦活作用で知られるβカロテンもレタスの3倍以上含まれる。また、カリウムやカルシウムも豊富なので、積極的に食べたい野菜だ。

 生のままでも食せるが、加熱にも強い。納豆や山いもと違い、オクラのネバネバは水溶性食物繊維によるものなので、多少の加熱では栄養価は変化せず、加熱によりかえってたくさんのネバネバが細胞から引き出されるため、さっとゆでて和えものなどにするのにぴったりだ。

 家庭料理研究家の松田美智子さんはオクラについてこう話す。

「最近の野菜はすべからず、アクがどんどん失われ、オクラもうぶ毛が細く薄くなっているような気がします。しかし、板ずりは省かないでいただきたいですね。きちんとうぶ毛を処理しますと口あたりがよいですし、何より色が違います。また、粘りが身上のオクラは、包丁でたたくとネバネバも本領発揮。ぜひお試しを」

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