2017/09/27 07:00

西郷隆盛がなぜ今も「さん」づけなのかが分かる書籍

その言葉は日本人の精神を示してくれている 近現代PL/AFLO
その言葉は日本人の精神を示してくれている 近現代PL/AFLO

 2017年は、西郷隆盛が西南戦争を起こしてから140年にあたる年。いまも広く愛される“西郷さん”は一冊の著書も遺していないが、その言葉は『南洲翁遺訓』で読むことができる。皇學館大学文学部教授の松浦光修氏が、“唯一の著書”である『南洲翁遺訓』について解説する。

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「あの時、西郷先生は『戦いは勝てば、それでもう終り。あとは同じ日本人、新しい日本をつくる同志ではないか』と仰った」。

 明治22年、明治天皇から「正三位」を与えられ西郷さんは「逆賊」の汚名を晴らしました。そこで荘内藩(現在の山形県・庄内地方)の人々は、西郷さんに直接会った人々に呼びかけて、それぞれの人が聞いた珠玉のような西郷さんの言葉を記録し、編纂・発行するという事業を開始します。

 こうして翌明治23年に完成したのが、『南洲翁遺訓』です。荘内藩の人々は、その本を風呂敷に背負い、全国に配布してまわるという、涙ぐましい努力をつづけました。まさに「昨日の敵は、今日の友」です。そのような武士道の精神が、わが国には、今も一部に生きています。

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