2017/09/24 16:00

ようかん復権 ランナーや登山者の支持に加え「飲む」提案も

存在感高まる「ようかん」(写真:アフロ)
存在感高まる「ようかん」(写真:アフロ)

 お茶菓子の定番「ようかん」が、アウトドアの世界に進出していま大人気という。どういうことなのか。食文化に詳しい編集・ライターの松浦達也氏が解説する。

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「ようかん」に復権の兆しがある。昨年2016年の家計調査(総世帯)によれば「ようかん」への支出は前年の698円より約8%、53円増の751円。過去10年間でもっとも多い数字となった──。

 と、論拠にするにはいささか心もとない額ではあるが、このところ「ようかん」や「あんこ」に復権の兆しを感じることは確かに多い。とりわけ「ようかん」には、従来のイメージを打ち破る新しいタイプのアイテムが続々と登場している。

 それまで「和菓子」という枠内でのみの勝負にとどまっていたようかんに、スポットライトを当てたのは井村屋だった。2008年に発売した「えいようかん」は5年という長期保存を可能にした。そもそも糖度の高いようかんには1年以上の保存が効く製品もあったが、明確に「非常食」という性格を持たせたこともあって、震災時のための保存食として注目を浴びた。

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