2017/10/14 16:00

味覚障害の予防 亜鉛摂取、唾液腺マッサージ、昆布茶が有効

シニア世代は食卓の問題が重要
シニア世代は食卓の問題が重要

 年を重ねるにつれて食べ物の好みが変わることは珍しくないが、気をつけなくてはいけないのが味覚障害。米国の研究結果(1997年、米国医師会雑誌『JAMA』掲載)によれば、高齢者の塩味を感知する能力は、健康な若い人に比べて約12分の1だという。これはつまり、12倍の塩をかけなくてはその味を感知できないということである。

 どうすれば予防できるのか。味覚障害に詳しい東北大学大学院歯学研究科の笹野高嗣教授(口腔診断学)は「亜鉛摂取」を挙げる。亜鉛は味蕾の再生に不可欠の栄養素だ。牡蠣をはじめとする魚介類のほか、牛肉やレバー、卵黄にも多く含まれる。

「加えて、日常的に唾液がよく出るように心がけてほしい。たとえば、唾液腺マッサージなどが効果的です」

 唾液腺マッサージは、両ほほの上の奥歯あたり(耳下腺)や、顎の骨の内側の柔らかい部分(顎下腺)、下顎(舌下腺)を5~10回、指で優しくマッサージして唾液腺を刺激することで唾液の分泌を促せる。

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