2017/11/16 07:00

難治性ぜんそくの新治療法「気管支サーモプラスティ」とは

気管支サーモプラスティについて医師が解説する
気管支サーモプラスティについて医師が解説する

 ぜんそくは気管支に慢性的な炎症が起こり、気道が狭くなる病気で、発作が起きると激しくせき込み、呼吸困難に陥る。国内で約120万人の患者がいると推計され、近年は中高年になってから発症する成人ぜんそくが増えている。年々減少はしているものの、年間約1500人が死亡し、とりわけ65歳以上の高齢者の割合が高い。

 治療はステロイドと気管支拡張剤(β刺激薬)の吸入が主に行なわれ、約9割で症状のコントロールが可能だ。2剤の吸入で効果が得られない患者に対しては、別の種類の気管支拡張剤を加えたり、ゾレアやヌーカラなどの抗体製薬を投与して治療する。それでも発作を繰り返す難治性ぜんそく患者が4~5%存在するので、これら難治性に対する新しい治療法として導入されたのが、気管支サーモプラスティだ。

 聖マリアンナ医科大学病院呼吸器内科の峯下昌道教授に話を聞いた。

「気管支表面のアレルギーなどによる炎症の刺激で、気管支の壁にある平滑筋(へいかつきん)が収縮し、気管支が狭くなって、ぜんそく発作が起きます。ぜんそく患者の気管支平滑筋は肥厚しており、これを熱で消失させることで狭くなった気道を広げる研究が行なわれてきました。結果、55℃から65℃で平滑筋がダメージを受けることがわかり、開発されたのが気管支サーモプラスティです」

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