2017/11/26 07:00

自分の遺伝子分かれば事前に「未来のがん」切除も可能

遺伝子解析の進化で医療の常識も変化している
遺伝子解析の進化で医療の常識も変化している

 医学の分野で進む遺伝子研究。病気は「遺伝」が原因となるのか、それとも生活習慣などの「環境」が引き起こすのかという研究が進んでいる。病気と遺伝の関係を理解するメリットは大きい。何より重要なのは、「予防治療」に活かせることである。

 近年、病気と遺伝の関係で大きな議論を呼んだのが、ハリウッド女優のアンジェリーナ・ジョリー(42)の決断だ。2013年に母親を乳がんで亡くした後に遺伝子検査を受診すると、「BRCA1」という遺伝子に特殊な変異が見つかり、「将来乳がんになる確率は87%」と診断された彼女は、両乳房を全摘出する手術を受けた。つまり、“遺伝性のがんを予防する”ために手術を受けたのだ。彼女の手術は「治療は病気になってからするもの」という医療の根幹を揺るがしたため、賛否両論を巻き起こした。

 だが、このような「予防的切除」にはリスクもある。たとえば遺伝的要素の占める割合が高い前立腺がんの場合、前立腺を摘出したら射精ができなくなってしまうのだ。同様に大腸がんで大腸を全摘したら、人工肛門が必要になる場合もある。手術するか否かは、患者のQOL(生活の質)を考慮した判断が必要となる。

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