2017/12/02 07:00

【著者に訊け】横田増生氏 『ユニクロ潜入一年』

『ユニクロ潜入一年』の著者・横田増生氏
『ユニクロ潜入一年』の著者・横田増生氏

【著者に訊け】横田増生氏/『ユニクロ潜入一年』/文藝春秋/1500円+税

〈出発点は激怒であった〉〈私は、メロスのように激怒していたのであった。彼が「必ず、かの邪知暴虐の王を除かなければならぬ」と決意して、短剣を懐中に忍ばせ王城に入っていったように〉──。と、横田増生氏が物騒なことを書くにはワケがある。かつて氏は『ユニクロ帝国の光と影』(2011年)をめぐる名誉棄損訴訟の渦中にあり、2014年末の原告敗訴確定後も決算発表から締め出されるなど、ユニクロから一切の接触を拒否されたのだ。

「情報公開が前提の上場企業が記者を出禁にするなんて前代未聞。情報を知るには、もう働くしかないなと」

 そう。彼は本書『ユニクロ潜入一年』を書くためにまずは姓を合法的に変え、本名・田中増生(仮)としてアルバイトを始めたのだ。これまで数々の潜入取材を手がけた「企業に最も嫌われるジャーナリスト」は、2015年10月から翌年末まで、幕張新都心、ららぽーと豊洲、新宿ビックロ各店で時給約1000円、交通費ナシのアルバイトとして勤務。それでこそ見えてきた、躍進企業の真実とは?

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