2017/12/02 07:00

「逃病」という考え方は理想の生き方と死に方を叶える選択肢

『なんとめでたいご臨終』の著者・小笠原文雄医師
『なんとめでたいご臨終』の著者・小笠原文雄医師

 体に不調を覚えると、医師の診断を受けて病名と治療方針が示されたのち、病気が治るまで投薬や手術を受け続ける──これが一般的な「闘病」のプロセスだ。

 しかし、必ずしも正面から向き合うことばかりが病気との闘い方ではない。自分の人生を最後まで自分らしく生きるために、治療を拒否する「逃病」という選択をする人もいる。いまは痛みも少なく普通の生活が過ごせているのだから、病院に行きたくないし、手術も受けたくない。そんな「生き方」も可能だ。

 だが、患者が「逃病」を望む場合には、まず医師に自分の意思を伝える必要がある。高齢者のがんなら、医師はその意思を尊重するケースは増えている。

 今年4月の国立がん研究センターの発表によれば、70歳以上の肺・胃・大腸・乳がん患者1500人を対象に抗がん剤使用の効果を比べたところ、生存率に大きな差が見られなかったのだ。

 日本在宅ホスピス協会会長で『なんとめでたいご臨終』(小学館刊)の著者、小笠原文雄医師が指摘する。

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