2017/12/04 16:00

【法律相談】酒場で口論 肩に手を置いたら傷害罪になる?

どの時点で傷害罪が成立するのか
どの時点で傷害罪が成立するのか

 酒を飲んで話が弾むのは大いに結構だが、度が過ぎてケンカになることは少なくない。殴るのは問題外だが、肩に手を置いたぐらいでも傷害罪に問われることはあるのだろうか? 弁護士の竹下正己氏が回答する。

【相談】
 年末年始の飲み会が多くなる、この時期に心配事があります。私は酒場での口論が好きで、酔うと相手が誰であれ、相手の肩に手を置き、話をしてしまいます。胸倉をつかむと傷害罪になるそうですが、友人の話によれば手を置いた時点で、相手が恐怖を感じたら傷害罪になるというのです。本当でしょうか。

【回答】
 傷害罪は「人の身体を傷害した」場合に成立します。胸倉をつかんだり、肩に手を置いてもケガはしないので、傷害罪にはなりません。ご質問は暴行罪の心配であろうかと思います。刑法208条は「暴行を加えた者が人を傷害するに至らなかったときは、2年以下の懲役若しくは30万円以下の罰金又は拘留若しくは科料に処する」と定めています。

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