2017/12/19 07:00

がんにピンポイント照射、副作用少ない「トモセラピー」とは

トモセラピーは副作用も少ない
トモセラピーは副作用も少ない

 前立腺がんは、進行度により、初期のI期から転移のあるIV期に分けられる。人間ドックなどで腫瘍マーカーであるPSA値の検査が導入されたことで、ごく初期の前立腺がんの発見も可能となった。

 前立腺がんの治療は、主に手術と放射線、ホルモン療法があり、進行や状態によって治療法を選択する。がんが前立腺内に留まっている場合は、手術や放射線治療が選択されるが、前立腺からリンパ節に転移している場合、手術の適用にはならず、ホルモン治療と放射線治療が行なわれる。

 近年、正常細胞に対する影響が少ないとして注目されているのが、放射線トモセラピー治療だ。JCHO東京新宿メディカルセンター放射線治療科の黒崎弘正部長に話を聞いた。

「トモセラピーは、がんに対してピンポイントに放射線照射ができる強度変調放射線治療(IMRT)の専用機としてアメリカで開発されました。CTと放射線照射器を一体化させ、照射直前に3次元3DのCT画像撮影を行ない、前立腺や近くの直腸、膀胱の位置関係を確認しながら、がんだけに大量に放射線を当てることができます。結果、正常細胞には極力照射せずに治療を行なえます」

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