2017/12/19 07:00

焼酎飲み続けて微笑みながら息を引き取った70代男性

人生の最期を明るくした人も
人生の最期を明るくした人も

 56.4%の高齢者が「自宅で最期を迎えたい」と望んでいる(2014年内閣府調査)にもかかわらず、自宅で臨終を迎えるのは12.8%(2012年厚労省公表データ)に過ぎない。在宅死の難しさはこのギャップに表われている。

 だが、看取った直後に家族がピースサインで写真に収まる──そんな光景が現実に存在すると証明したのが、日本在宅ホスピス協会会長の小笠原文雄医師だ。今年6月に発売され、7刷を重ねる話題作となった小笠原医師の著書『なんとめでたいご臨終』(小学館刊)には、そんな故人と遺族の写真が多数掲載されている。

 大好きな焼酎を自宅でグビグビ空けながら笑って逝った人もいる。上松秀雄さん(仮名・70代)は肝臓に転移した状態で肺がんが見つかった。余命は半年だった。

 元医師の上松さんは当初、在宅死を拒み、その理由を小笠原医師にこう打ち明けたという。

「勤務医時代、がん患者に対して抗がん剤を使ったけれど助かった患者は1人もいなかった。そんな風に患者を苦しませていた僕が抗がん剤をやめて、家で緩和ケア(*注)を受けたいなんて許されないでしょう」

今日の運勢

おひつじ座

全体運

オイシイ物を食べたり、いい音楽を聴いたり、五感が満足するプ...もっと見る >